これまで同居していた、居候ちゃん2号。
彼女はずっと公立の小学校で、私がプノンペンで転居するたびに転校していました。
母親が日本で技能実習をしている間、嫁ちゃんがいわば母親代わりなので。
ロシアンマーケットの南西にある学校に今も通っています。
そこの担任教師が、今回の記事ネタ。
カンボジアの公立校は、午前と午後で生徒が入れ替わります。
今月、午前クラスだった生徒は、翌月は午後クラス。
これは小学校でも高校でも同じです。
で、居候ちゃん2号が、午後授業のとき。
先生はいつも、14時になるといなくなってしまいます。
授業は15時まで、です。
先生はアルバイト先に向かうため、生徒には15時まで教室待機を命じて、自分だけ帰ってしまうのです。
生徒を家に帰してしまうと、自分の職場放棄がバレるので、生徒に口封じ工作までして。
3時間あるはずの午後の授業が、常に2時間しかないのです。
こういうことが、まかり通ってしまうのがカンボジア。
以前書いたと思いますが、コンポントムの拙宅そばの小学校教師は、もっと酷かったです。
生徒に自習を命じて、自分は市場に買い出しに行くことも日常茶飯事。
校庭で遊んでいる生徒を、授業開始になっても呼び戻しもせずに放置、などなど。
私用で休校にすることも頻繁。
学校に行ったはずの居候ちゃん2号が、家にいるのを見て『なんで?』と嫁ちゃんにいつも聞いていました。
近所の父兄がみな怒って、『あの教師を替えてくれ!』と州に陳情に行ったくらいです。
それで嫁ちゃんに、『来年からアンタがあそこの教師になってくれないか』という話が持ち込まれたことも。
嫁ちゃん、大学は卒業していますが、教育課程ではもちろんありません。
以前よりも、それでもだいぶマシになったとされるカンボジアの教育現場ですが、まだまだ。