プノンペンで私が働き始めて居所が確定したため、田舎暮らしだった居候ちゃん2号を転校させたことは以前書きました。
その際、グレード3だった彼女を、教師はグレード2に落とそうとしたことも書きました。
嫁ちゃんの折衝でグレード維持となった彼女がその後、どうなったか。
転校してわずか2ケ月。
居候ちゃん2号の成績はクラスでトップ3に入っています。
2月には何だかよくわかりませんが、お偉いさんの視察時に授業を見せるための選抜生にも。
それだけの学力がある彼女を、田舎から転校というだけで1学年落とそうとしていたわけです。
落とすかどうかをテストで判断するとか、できないんかい? カンボジアの学校は。
出身地だけで、同い年の子らと1学年差をつけられるのって、その子の人生に影響はないの?
そういえば小学校にあがる際、日本人なら誰もが入学のタイミング、わかりますよね?
カンボジアでは一律に年齢で決まっていなかったそうです。(今は制度が変わったそうですが)
その基準というのがユニーク。
手を頭の上から回して、反対側の耳に触れるようになったらグレード1 だったそう。
子供の頃、小柄で太めだった嫁ちゃんは、6歳でもその基準が満たせなかったそうです。
で、グレード1に正式に入学が認められず、成績がクラスで常時1,2番だったのに、グレード1を翌年もう一度、になったのだそう。
それをあっけらかんと笑って話す嫁ちゃん。
やっぱり1年くらいの差を、カンボジア人はどうでもいいと思っているのでしょうか。