ある日、おもむろに嫁ちゃんが言いだしました。
「今日、イオンに買い物に行くのに、子供2人の新しい服を作るからネ」
あれっ? 洋服なんて縫えるんだっけ?
いえ、これが嫁ちゃんにとって、人生初の挑戦。
本人曰く、学校で家庭科?の授業もあって裁縫も習うけれど、それが大嫌いで、逃げ出したりもしたのだそう。
それが、まぁ、母親になれば変わるものなんですねぇ。
「田舎の母さんがこれを知ったら、相当驚くはずヨ」
とはいっても、我が家にはイオンで買った、小さな簡易裁縫セットしかありません。
「材料は?」 「コレを使わせてもらうわね」
このデザインで、おわかりですよね?
そう、日本から私が持参した手拭い(未使用品、複数枚)で作ったのです。
ボタンつけとかは以前からしていましたが、慣れない縫い物に四苦八苦した嫁ちゃん。
キチンと採寸とかしていないし、型紙とかあるわけもなく、サイズ合わせも大変で。
結局、愛娘2人分が一応の完成をみたのは、夕方6時過ぎ。ほぼ丸一日、格闘したんです。
その間、食事の用意や子供の世話は私。
まぁ、カンボジアどころか、日本にも売ってはいない、オンリーワンではありますね。
もしこれが日本で、だったら恥ずかしくて絶対に出歩かないと思いますが、ここはカンボジアですし。
すぐにズリ落ちてしまうので大変でしたが、とにかく嫁ちゃんの嬉しそうな表情ったら。