この冬、日本ではインフルエンザだけでなく
ノロウイルスも猛威をふるっています。
外から帰宅したら、ウガイと手洗いを!
そんな言葉を、一体何度、TVで耳にしたことか。
ところで、ご存じですか?
ウガイという風邪予防法は、日本だけってこと。
日本に来た外国人は、洗面所でガラガラする日本人に
かなり面くらうのだそうです。
「寒い時に風邪を引くのは当たり前」
「職場に迷惑がかかる、と考える日本人はワーカホリック」
「そもそも風邪なんて、病気のうちに入らない」
ですって。
通勤電車のマスク姿にも驚くみたいですね。
「日本人は過敏過ぎる」 という外国人の声も。
潔癖症化に拍車がかかっているのも
前から個人的には気になっています。
台所のスポンジとかマナ板の除菌だの、
ハウスダストを減らす空気清浄器だの、
昭和の生活を思い返してみても
そんなことで人間は死んだりしないってば!!
と叫びたくなるのは私だけでしょうか。
日本人の 【1億総潔癖症化】 を目論んでいる?
かのようなCMの広告主が
P&G とか ジョンソン&ジョンソン といった
アメリカ系企業なのも気になります。
小さいうちからある程度、菌と戦って
免疫力をつけないといけない、と唱える人もいます。
カンボジアの田舎暮らしは、それこそ
潔癖症では耐えられない日々だと思います。
細かな土埃で、床は毎日白くなります。
哺乳ビンにはすぐにハエがたかります。
愛娘は頻繁に下痢になるのですが、
氷のせいなのか、それとも菌なのか?
でもカンボジアで生きていく娘のためには
過保護になってはいけない、
と考えるようにしている私です。