ある晩、ワカメちゃんが私たちの家で寝たい、と。


しかもひと晩だけではなく、1週間。



以前ちょっと書きましたが、新居の完成以降、


義父母や弟たち、居候ちゃんは私の家で眠るようになり、


サザエ姉さんとマスオさん、ワカメちゃんの3名だけが


元々の家で寝ていました。



その理由というのが


幽霊が怖いから




だから大勢と一緒に寝たいのだ、と。


嫁ちゃんもそれを否定せず、信じている様子。



カンボジア人がすべて、ではないでしょうが、


近所で死者が出ると、それから1週間は


化けて現われる、と信じているのです。



同様の迷信で、カンボジア人はコウモリを嫌います。



以前1度、照明に誘われたのか、


コウモリが飛び込んできたことがありました。



それまでは、カブトムシが飛び込んできても、


ネズミが部屋の片隅を走り抜けても、


基本無視だった家族なのに、


コウモリだけは大騒ぎで、総出で追い出そうと奮闘。



その理由は


コウモリは家に災いを運んでくる


そう信じているからです。




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