カンボジアもベトナムも、旧フランス植民地だった影響で、
パン食の文化が残っていますよね。
プノンペンでは、バゲット(フランスパン)の売り子を
そこいらじゅうで見かけます。
でも、ご存じですか? カンボジアの田舎には
パン屋は無いんです
だから、プノンペンから地方へ向かう国道に出ると、
何軒ものパン屋があって、帰省する人々が
都会土産にパンを買っていくんですね。
国道6号も5号も1号もそうでした。
乗合ワゴン・タクシーはプノンペン郊外に出ると、
まずパン屋の前で「お買い物タイム」になるんです。
正確に申しますと、田舎にも一応、パン屋らしき店はあります。
田舎には、パンを焼くための大きな設備を備えた店が無いのです。
小麦粉か米粉を練って、油で揚げただけの
設備無しでも作れるパンは売っています。
ボボー(お粥) や 汁麺 に入れて食べている、
あの 【揚げパン】 ですね。
それからバゲットのサンドイッチを売る「バイク屋台」もあります。
そのバゲットは、プノンペンで一括購入して運んでくるそうです。
無いのは 「ソーセージ・パン」 みたいな惣菜パンや菓子パンの店。
私としては、朝食はトーストにコーヒーと
スクランブルエッグでもあれば実にありがたいのですが、
コンポントムでそんな朝食は望めません。
バターも売っているのを見たことがないですし、
冷蔵庫も無いから保存がききません (涙