1月の初訪問時だけではありませんでした。


3月に4泊したときも、真っ暗な午前4時から

流れてくる音楽。 しかも2方向から。


「またどこかで結婚式なんだね」 と私。

「そうよ、今日はアナタも行くのよ」 と嫁ちゃん。


へっ??


親戚のおじさんの息子、つまり嫁ちゃんの従兄弟が新郎だそう。

でもまだ正式には、一族に仲間入りしていないのに、

私も行くの???




子だくさんが当たり前のカンボジア。


田舎に滞在している数日間に、

いったい何人のおじ・おばに挨拶したことか・・・


嫁ちゃんも7人兄弟ですし、

親戚のなかには、どうしても娘が欲しくてがんばったのに、

10人兄弟みな野郎、という家もあるそう。


で、その親族がみんな近くに住んでいるものだから、

「通りがかりに」 立ち寄る親族も毎日、何人もいるのです。



嫁ちゃんとサザエ姉さんは、

近所で入念にメイクして、ドレスアップもしているのに、

「男は別に、普通の格好でいいのよ」 だそう。


バイクで10分ほど走ったところに式の会場が。

といっても、一般の路傍にテントを張ったようなもの。


入口で揃いの装束で迎えてくれるのは、新郎新婦の友人たち。


新郎の父が、歓迎の握手に来てくれましたが、

肝心の主役2人に挨拶することもなく、会場内へ。



一応これが披露宴、のようですが、

司会がいるわけでもなく、セレモニーらしきものもなし。


並べられた円卓に、順次腰かけて、飲み食いして、

最後に 【ご祝儀】 を受付に渡して、

適当に帰っていいのだと。


新郎新婦が各卓を回ったりもしません。


何なの、このユルさは?


挙式は3日がかりで行われ、いろいろな行事?があって、

新郎新婦は疲労困憊になるらしいです。


どうも披露宴の趣旨は、

「皆さん、ご自由に飲み食いして楽しんでください」

みたいなものらしく。




会場には山積み?のスピーカー。

そして、鼓膜が痺れそうなくらい、大音量の音楽。


これが早朝から鳴り響くわけですね。


ちなみにご祝儀は1名10$でした。