先週、通勤快速28号のドライブトレインを内装変速から外装変速に載せ替えた。
アルフィーネ11S内装変速はギヤ比が広く、足を止めていても変速出来るのがメリットだった。
デメリットはハブの重量が重いこと、ペダルを踏んだ時、繊細なメカニズムを踏んでいる感があり、無理踏みが出来ない事。
ピストレーサーの分厚く安定した踏み心地とは全く違う。
そしてそろそろ経年劣化で、シフト操作が重くなり、歯飛びが始まり、ペダルを逆転するとチェーンが弛む現象が出るようになった。
だんだんデメリットがメリットを凌ぐようになり、内装ギヤを交換するより外装ギヤへの転換を考えた。
DH系のパーツである HONEのハブとRDが死に筋パーツストックにあったので、活用することとした。
パワーコープにハブを持ち込みホイールを組み替えてもらい、HONEのセットを組み込んだ。
HONEは9Sだが、9Sチェーンは長持ちするし、通勤車なら10段以上の多段ギヤは必要ない。
スプロケは11~34Tにしたが、通勤で34Tは必要ないけど、どこかで激坂にぶち当たった時用。
チェーンもスプロケットも交換したので、Fチェーンリングも変える。
今までFシングルの39Tで走っていたが、もうちょい大きい42Tにしてみよう。
42Tを探すとシマノの遺物、バイオペースギヤ(BPギヤ)があった。
BPギヤはデュラエースグレード(下左)と600グレード(下右)があった。
変形率の大きい600グレードBPギヤ(42T)を真円の39Tギヤと比べてみると、軽いモードの時は39T相当で、重いモードのギヤは44Tくらいか。
コレを72度オフセットさせて踏み込んだ時に重くなるモードで使ってみよう。
チェーンリングカバーを付けているので、変形しているのは分からない。
組み替えて家の前で試乗してみるが、ちょっと乗っただけでは殆ど変わらない。
意識すると上死点下死点で力が抜ける感があるが、これくらいならすぐ慣れるだろう。
今日は川越出張の日で、パーツを変更した通勤快速28号で行く。
外装変速機はシフトが軽く、ギヤチェーンの切り替えが小気味良い。
16kmの通勤時間が楽しい。
つい信号待ちの時に変速したくなるが、動いている時に変速する癖をつけなきゃ。
今日の出張作業はいつもより30分早く終わった。
荒川を渡る時にまだ陽が高い。
後輪を組み替えて重量が1.2kgも軽くなったが、タイヤも38Cから35Cにして150g軽くなったので、走行感が軽く快適。
バイク重量が軽くなったのも要因だが、タイヤが軽く転がる方が走行感に感じる度合いが大きいだろう。
BPギヤになった影響はほとんど感じられないが、気を抜いたペダリングしていると上死点下死点で力が抜けるのも感じる。
まあ、今回のパーツ変更で悪い印象はほとんど無かった。
アルフィーネ8Sに載せ替えも考えたが、やっぱり外装変速の方が安心して使える。
当面、質実剛健なHONEで走ろう。
毎日乗る通勤バイクでもパーツチェンジすると通勤が楽しめる。
自転車バカの密かな楽しみという事で。