苺 ひのしずく | 桑原 渉のブログ

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苺の新種でとちおとめより甘いひのしずくって苺が熊本にあるんですよ。

『とよのか』の甘みと香りと適度な酸味を祖母に、『さちのか』の果肉の硬さ、『久留米54』の大玉の血筋、『栃の峰』の大玉で甘い血筋を母と父にこの3つの血筋の魅力を集めたのが熊研い548 その名は『ひのしずく』

1粒当りの平均重量が約14グラムの「とよのか」に対して、「ひのしずく」は約19グラムと大玉です。
つまり、香りは芳香、大玉で甘く、ほどよい酸味の美味なイチゴがひのしずくです。果肉が少し柔らかで、苗の段階で炭素病などの病気にかかりやすいのが弱点です。

11月24日 『ひのしずく』の初出荷前の熊本の菊池を訪ねました。
まず訪ねたのはJA菊池のいちご部会長 中津和博さんの園地です。そこで色々とひのしずくの栽培の苦労とメリットを伺いました。
ひのしずくの苗は病気に罹り易いので、栽培には大変気を使います。
苗の栽培場所は雨よけをし、一株一株、消毒した土に植え、棚の上に隔離栽培されています。

『とよのか だったら、そのあたりの土で苗を育てるのだけど、ひのしずくは病気に弱いので、土を買い、ポットを買い、屋根かけて、本当に手間が掛かるよ。』中津さん。
ところが、苗が生長し大きくなると、途端に強みが発揮されます。

強さ1…葉が上に向かって伸びるので、実に光を当てる為の作業(玉だし)が不要。
強さ2…短い日照でも育つので、電照が不要。つまり、電気代が節約できる。
強さ3…ジベレリン処理が不要なので、そのコストと手間が節約できる。※ジベレリン処理をすると、実の茎が伸びて日が当たりやすくなる。