大荒れ
(ビーノの誕生日で)ケーキを食べてのんびり過ごした昨日とは打って変わって、今日は食事をする間もないほど大忙しの一日となった。
雪の舞うなか大学に行ったら、今日から研究を再開するよう言われた。
しぶしぶ白衣に着替えて実験を始め、ようやく以前の感覚が戻ってきたかなと思った頃に、事務から呼び出しを受けた。
例によってMとSが呼ばれた。
履修登録が不十分で、このままでは4年生の単位が出せないとのこと。
なにぃぃぃぃ!?なぜ今になって!?なぜ登録した時に言うてくれん!?
追い返される際に一枚の紙を渡された。
その紙に名前などの必要事項を記入した上で担当教授の捺印をもらって提出すれば助けてやると言われた。
紙を見ると、いろいろと反省文みたいなのが書いてある。
ちょっと納得のいかないところもあるが、面倒なので今回は素直に要求に応じて事なきを得た。
研究室に戻る途中、数名の学生、教職員が廊下の窓にへばり付いて外を見ていた。
大雪だ。
駐車場の車の屋根も真っ白。
道路にも結構積もっているように見える。
まったく止む気配なし。
夕方、今日の実験が終了。
外に出ると雪で足元がじゅるじゅる。
すべるすべる。スケートリンクみたいだ。
サントリー黒烏龍茶の買い置きが無くなったので、よせばいいのに近くのスーパーまで歩いて行った。
案の定、店の入り口で足が滑った。
転倒こそ免れたが、コサックダンスのような体勢で1mほど滑走した。
「大雪のため、本日はまもなく閉店とさせていただきます。」
なんと、やって来ていきなり時間に追われる羽目に。
必要なもの(黒烏龍茶ほか)だけをカゴに入れてレジへ。
「せわしい一日だったなぁ・・・」
そう思って外に出た途端、黒烏龍茶の入った袋を右手に持ったままツルリといった。