72・ブラックスワン(劇場映画)
【あらすじ】
ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するバレリーナ、
ニナ(ナタリー・ポートマン)は、踊りは完ぺきで優等生のような女性。
芸術監督のトーマス(ヴァンサン・カッセル)は、
花形のベス(ウィノナ・ライダー)を降板させ、
新しい振り付けで新シーズンの「白鳥の湖」公演を行うことを決定する。
そしてニナが次のプリマ・バレリーナに抜てきされるが、
気品あふれる白鳥は心配ないものの、
狡猾(こうかつ)で官能的な黒鳥を演じることに不安があり……。
ひっさびさに衝撃をうけました。
二度とみないと思うけど、すごいよかった・・!
白鳥の湖の主演を勝ち取ったニナだけど、どうしても黒鳥が持つ
魅力を演じきれない。
ストレス、プレッシャーから幻覚、自傷行為。
まるで黒鳥のようなリリーに追い詰められ、
自分の中の黒鳥な部分、狂気が顕在化しはじめる。
その苦しみや焦りが映像化されるとグロくて、目をそむけたくなるときもあったけど。
それを経て、心の底から黒鳥であり、白鳥であったニナの
ステージはすばらしく惹きつけられた。
パーフェクトだった、と死んでいったニナの表情が印象的。
それぞれが適役。
おすすめはしないけど、観てソンはしない作品。
ナタリーポートマンの演技は噂どおりすばらしい。
アカデミー主演女優賞おめでとう。
72おわり。のこり28
