生と死の狭間で・・・１３

１２月２０日（木）

昼過ぎ、母と病院へ向かった弟からの電話。

ついにきたか・・・

そう思いながら電話に出ると、

「血圧が５０台に落ちて、脈拍が１２０前後になった」

言わずもがな、招集命令だった。

急いで、会社に戻りクルマを乗り換え・・・

ロビーで待っていた母に聞くと、弟の早とちりだったようで、

「脈拍が８０になったら家族を呼ぶように」

そう看護師は先生から指示されていたようだが、

めいっぱいの薬で血圧を上げようとしても血圧５０台にまで落ちたのに驚いたのだろう。

早とちりだったにせよ、昨日とは打って変わっての悪化・・・

機械で強制的に送っている酸素の量も、普通なら２０ぐらいのものが昨日７０、今日に至っては１００となっていた。

昨晩に家族の一時帰宅が決まったのだが、一夜にしてまた病院での生活となってしまった。

CTが撮れない原因となった悪化も、日曜日の夜～明け方。

今回の血圧降下も昨晩の夜。

一般的にそういうパターンが多いとは聞いていたが、本当に当てはまっている。

今晩、何も起こらなければいいが・・・