12月13日(木)

昨日の夜、父と二人で向き合ってたときに頭に浮かんだ人がいた。

私が仕事を始める前から、父が困ったときには相談に乗ってもらっていた人。

父からは「土木のプロ」と称されていた方で・・・

その他の方面でもなにかと知識に長けた方だった。

なかなか仕事で絡むことがないのでついつい思い出すのに時間を要してしまった。

私が仕事を始めてからも何かと優しく接してくれた方だった。

父と私ぐらいしかこの方とは接点がなかったので、兄弟、母親では思いつかない。

昨日の「あの時間」のおかげで思い出すことができた。


さっそく昨日、病院を出て連絡。

時間を作って来てくれると言っていただいた。

そしてこの日、午後5時過ぎに夫婦で来てくださった。

弟は来ていなかったが兄、母、私と背中を叩いてねぎらっていただいた。

普段から物静かに話す方だったので、こんな時はもっとしんみりしてしまう・・・

父にそっと声をかけるようにじっと顔を見つめてられた。

思い出して良かった・・・

父も待っていたと思う。


やはりこうして来ていただいた方の様子を見ると涙が出てきてしまう。

たくさんの人を支え、たくさんの人に支えられてきた父。

この日から血圧が下がりすぎになったので逆に上げる処置をし始めた。