12月9日(日)

なんとかヤマと言われた2日を乗り切った父。

ただ、状況は芳しくない。

日に日に悪い方へゆっくりと進んでいるのが現実。

きっとこの世に未練があるんだろうな・・・。

体が頑丈な父だから必死に戦っているんだろうな・・・。


この日は親戚の他、私の仕事関係者2人が来てくれた。

2人ともまったくの他人にもかかわらず、涙して呼びかけてくれた。

「負けんな!」

「目を覚まして!」

それに呼応して戦っているのだろうか・・・

呼吸による胸の動きは目に見えてどんどん落ち着いてきている。

素人目にはそれが本人も楽そうで快方に向かっているのかと思ってしまうのだが・・・

現実はそう甘くないよう・・・。

毎日、ドクターが病状を説明してくれるが、いいことは1つもない。

それでも父は24時間、戦っている。