去年の冬からいろいろなことがありました。

去年は一人暮らしにだいぶ慣れて体力がつき、
歩くのにもなれていきました。

しかし、持病の関節リュウマチは進行していて
両腕の肘の関節の炎症は収まりませんでした。

このままでは近い将来
両腕が使えなくなり、生活で介護を受けることが多くなるだろうと思いました。
いづれ一人で生活ができなくなり、施設でお世話になることもイメージするようになりました。

当時 リュウマチの治療は
通っていた病院の先生からは生物学的製剤の処方を受けていました。

私もこの治療法は、完治を目指すものではなく、病気の進行を遅らせる対処療法であることを承知していました。
この治療によって QOL (クオリティオブライフ)生活の質をできるだけ高いものにして、
体の自由が効くうち人生をできるだけエンジョイしよう、というのが先生と二人でたてたゴールでした。

先生は毎月一回の問診のたびに時間を長く割いてくださって
励ましたり、生活上気を付けることなどアドバイスをしてくれました。

私は離婚で日本に戻ってから大変寝込んでから
身障者手帳を持つようになりましたが、病気と体の障害のため
生活保護の支給を受けることになりました。

人生ゼロからの出発でしたが
私はあの長い高熱状態から起き上がれるようになったときに
屋根の下で暮らせることを心から感謝しました。

介護サービスや福祉関係の手続き等、全く知らなかった私でしたが、
ケアマネージャーや役所の福祉課の方たちが助けてくださって

地域外でしたが希望する整形外科のある病院に入院することができ
両膝の人工関節手術とリハビリをそこで受けることができました。

そのあと病院に近い場所に 市営住宅に抽選で当たった私は
去年の6月から新しい場所で一人暮らしを始めたのですが
新しい環境に変わった先でも、役所の福祉課の方やケアマネージャー、
週2回、お風呂のケアやお掃除にきてくださるヘルパーの方たちに大変良くしていただきました。

病気は進行していましたが
私はとても幸せに思いました。



冬が近くなってきて
私はいろいろ考えました。

将来、施設のお世話になるかもしれない前に

この病気が快方に向かう治療法に出会ってみたい、
と願うようになりました。

体が動けなくなって やっぱり行っておけばよかった、と後で後悔するよりも
行動してみて後悔するほうがいい、と思ったら

今しかないと思いました。

それで私は

去年の12月のクリスマスが来る前に
お金を貯めて東京に出かけたのでした。

(つづく)

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これは私に起きた本当の出来事です。

いろいろ悩みましたが
やはり書こうと思いました。

私の現在の状態ですが、

病気は治りつつあります。
ここ最近の血液検査ではCRP値が正常範囲内

今は畑仕事もできるようになっています。

情報をシェアすることによって
闘病しておられる方のヒントになればと願っています。