『ホビット 決戦のゆくえ』
(2014.12 The Hobbit: The Battle of the Five Armies)



解説

J・R・R・トールキンの名作小説を映画化した「ロード・オブ・ザ・リング」へと続く「ホビット」シリーズ3部作の最終章。ビルボ・バギンズ、トーリン・オーケンシールドら旅の一行は、邪龍スマウグからドワーフの故郷を奪還することに成功するが、怒りに燃えるスマウグは町を襲う。スマウグから取り戻した財宝に執着するトーリンは、友情や名誉も犠牲にしても財宝を守ろうとし、その行為をいさめようとするビルボは危険な選択をせねばならなくなる。そうした中、魔法使いのガンダルフは、さらに恐るべき存在である冥王サウロンの復活に気付いていた。サウロンはオークの大群を放ち、その危機にドワーフやエルフ、人間といった中つ国に生きる各種族は、わだかまりを捨てて団結するか、さもなくば滅びるか、究極の決断を迫られる。

映画.comより



入院中に映画が公開されて、とっても観たかった映画のひとつ。
やっとこの夏観れて嬉しいでした。

何が人を不幸にするのか、ぞれをこの映画の中でもクリアに現していたと思います。「ロード・オブ・ザ・リング」から続く「ホビット」シリーズで、映画では毎作戦闘シーンには時間をかけていますが、この作品での戦闘シーンは観ていてつらくなかった。一つ一つのバトルを俳優の演じるアクションと共にキャラクターのスピリチュアルな面も十分に観せてくれたと思います。思わずうなってしまうような美しい立ち居振る舞いがあったり。コレまで観た映画の中で印象に残る戦闘シーンでした。




特に印象に残ったのは 映画の最後に流れるクレジット。

これは「ロード・オブ・ザ・リング」第三部作The Return of the King,で映画のクレジットにアラン・リー(Alan Lee)がイラストを描いてアカデミー賞美術賞を受賞していますが、その彼が再びこの映画のクレジットで美しいイラストを描いたものです。映画の登場人物ひとりひとりの描写は、写真以上に一目見てそのキャラクターの個性が表現されていて、そのすばらしさに見入ってしまいました。


クレジットのバックに流れる曲は Billy Boydによる“The Last Goodbye”
映画のクレジットだけでもこのシリーズファンには大変嬉しいものでした。