いつもよく読んでいる尾木ママのオフィシャルブログに、盲導犬と盲導犬を連れていた女性の交通事故の話がのっていました。かわいそうなニュースに胸が詰まりました。
どうして?
どうしてそんな事故がおきたのだろう。
---------
詳しい事情を知りたくて webのニュースをみると
各社の報道が少し違っているのに気がつきました。
毎日新聞
「現場は片側1車線の見通しの良い直線道路。横断歩道などはない。」
など多くのニュースでは、 現場には横断歩道はないと報じていましたが、
“盲導犬連れた”女性 車にはねられ重体
28日夜、新潟県十日町市の国道で、盲導犬を連れていたとみられる目の不自由な女性が乗用車にはねられる事故があった。女性は意識不明の重体となっている。
事故があったのは、新潟県十日町市の国道117号。28日午後11時22分頃、小千谷市方面へ走っていた普通乗用車が歩行者をはねた。はねられたのは近所に住む池田幸子さん(44)で、意識不明の重体。
池田さんは目が不自由で、事故直後の現場には盲動犬の死体があった。盲動犬と歩いている最中にはねられたものとみられている。
また、現場には横断歩道があり、池田さんが横断歩道を渡っている時の事故だったのかどうかも含め、車を運転していた男性から話を聞くなどして調べている。
----------
(下は毎日新聞の報道)
毎日新聞 2014年09月29日 21時43分
28日午後11時ごろ、新潟県十日町市下条3の国道117号で、盲導犬を連れ歩いていた同市下条4、無職、池田幸子さん(44)が、同市下組、会 社員、藤巻智志さん(34)運転の乗用車にはねられた。池田さんは意識不明の重体。盲導犬もはねられ、死んだ。新潟県警十日町署によると、現場は片側1車 線の見通しの良い直線道路。横断歩道などはない。池田さんは全盲で当時、車道を歩いていたらしい。藤巻さんは「前をよく見ていなかった」と話しているとい う。【堀祐馬】
------------盲導犬の訓練についてですが、
盲導犬とオーナーが一緒に歩いているときなど、もしオーナーの周りに身の危険になりそうなものに気づいたときは、自分の体でオーナーの安全を守るように訓練されていると聞きました。
横断歩道があったのとなかったのでは ニュースのお話はずいぶんと違うと思います。
事故にあった盲導犬も盲導犬のオーナーもかわいそうな気がします。
- 盲導犬や聴導犬などからだの不自由な方を助ける
ガイドドックたちを守るダスティ法 -
今回のニュースでは不慮の事故のようでしたが
実は時々 盲導犬の悲しいニュースを聞いてます。
それは アクシデントではなくて 故意に起こる事故だそうです。
残念ですが、盲導犬や聴導犬をを攻撃するという事例が届けられているのです。
悲しいことです。
アメリカのニュージャージー州で、
盲導犬や聴導犬などからだの不自由な方を助けるガイドドックたちを守るダスティ法というのがあります。これによって、ガイドドッグへの攻撃は、すぐに警察の管轄の事件とされることになりました。
(以下、転載)
「盲導犬のハンドラー は、相棒である犬が怪我を負ってしまうと、脅威に対して無力な状態になってしまいます。また盲導犬というのは他者への攻撃をしないように訓練されているの で、そのような状態で自分の身を守る力が弱い者が多いのです。つまりガイドドッグとそのハンドラーを襲撃するというのは、従来の飼い主間のトラブルという 扱いではなく、犯罪として取り締まられることとなったわけです。

(Photo by Hurricane Omega (Own work) [Public domain], via Wikimedia Commons)
ガイドドッグやそのハンドラーを襲った犬の飼い主には最高18ヶ月間の禁固刑、または最高1万ドルの罰金が処せられます。もしも襲われたガイドドッ
グが命を落としたり、重傷を負って任務の遂行が不可能になった場合は、その動物の価値にあたる金額(この場合、犬はペットとして販売される相場の金額では
なく、訓練を受けた犬=ユーザーの命を守る器具としての金額が適用されます)、治療費、仕事に行けなかった間の賃金の賠償も義務づけられます。また怪我や
襲撃とまではいかなくても、ガイドドッグとハンドラーの通行を邪魔する行為は、罰金の対象となります。」 ガイドドッグを守る法律~ニュージャージー州から
(『gog actually 犬を感じるブログメディア』より以上転載。)
みんなで一緒に支えあって生きていく優しい心があれば、
このような法律は必要がないのですが。
--------
<参考資料>
尾木ママのオフィシャルブログ『オギ☆ブロ』
犬を感じるブログメディア
dogactually @dogactuallyガイドドッグを守る法律~ニュージャージー州から
全日本盲導犬使用者の会