少々長うございます。自分のために書いてますので読み飛ばして頂いて結構です。お付き合い頂ける酔狂な方、ありがとうございます。

11月4日 午前4時15分起床。
さっきベットに入って2時間弱。我ながら寝起きの良さに感心する。“枕さん”にお願いすれば目覚ましなんぞに頼らなくても起きれてしまう。旅行先では大概こうで、熟睡することがほぼ無いから寝起きはすこぶる良い。ましてや単身海外って状況なら、草食動物並に敏感になってるし。もうインパラですよw で、さっさとシャワーを浴びて準備をすすめる。意味があるのか分からないが、ナメられたくないので帰国まで髭は剃らないことにしたww

昨晩確認したら、まぁ信頼できそうなセキュリティーボックスだったのでパスポートやクレジットカード等の貴重品は置いていくことにし$100だけ裸でポケットに突っ込む。で、意気揚々とロビーへ降りてゆく。AM5時。

何食わぬ顔でロビーに行き挨拶すると、支配人は「え、なんですか?」な表情。たぶん「昨夜と話が違う」なことが言いたいのでしょう。でも私はそんな些細な行き違いは気にしないwサンライズが観れればそれで良いのですww 我儘に「どうしても今日サンライズが見たいからトゥクトゥクを呼んでくれ」って掛けあっていると、ちょうどそこへ他の宿泊客を迎えに来たトゥクトゥクドライバーがやって来た。これを機と見たか、徐にドライバーに近づき交渉を始める支配人。その後、そのドライバーが数名に連絡を取ってくれ、ようやく一人来てくれることになった。有難う支配人さん。

待つこと20分。初体験のトゥクトゥクがやってくる。事前のリサーチによれば往復で$6が相場らしい。価格は全て交渉制なので乗る前にしっかり交渉しなくてはいけない。が、立場が弱い。なんせ、急にタタキ起こしての依頼なのだから。までも、法外な値をふっかけられても困るので取り敢えず「ハウマッチ?」・・・「$7」・・・「$5にして♥」・・・「NO!」・・・「OK、$7」・・・弱っ。オレ弱っ!

だってこの兄ちゃん、むっちゃ眠そうな顔して、しかもむっちゃヤサグレてんねん。しかもシェムリに来てまだ6時間しか経っとらんから、ちょっとビビってるっちゅうねん!

ま、そんな他愛ない心の葛藤を経て、一路アンコールワットへ出発しますた。

時刻は5時30分。周囲の景色を楽しむにはまだ薄暗い。でも道路はアンコールワットを目指すトゥクトゥクやバイタクで大賑わい。見慣れぬ光景に、「あ~、シェムリに来たんだな~」と実感。

10分ほど走ると関所的なところに到着。すっかり忘れてましたが、アンコール遺跡群の見学にはチケットが必要なんですね。1日券が$20で、3日券が$40。これがないとここから先へは進めません。各要所でも度々チケットを確認されます。ちなみにカンボジア人はフリーパスです。カンボジア人っぽい日本人が通ったらどうなるのか?なんて東南アジア系の顔をした知人の顔を思い浮かべる。

「チケットを持っているか?」やさぐれドライバーが初めて口を開く。「持っていない」と言うと「チッ」っと舌打ちが聞こえた気がしたorz すると販売所の近くに手荒くトゥクトゥクを止め「ついて来い」と足早に窓口へ進む。早朝と言うこともあって10ヶ所くらいある窓口は2カ所しか開いていない。自ずとそこには長蛇の列。「多いな~」なんて悠長な独り言を呟きながら列の最後尾に並んでいると、うちのドライバーがイライラしながら売り場のスタッフに何やら文句を言っている!?どうも、この閉まっている窓口を開けろ!と言っているようだ。「オイオイ。君はどこまでヤサグレているんだい?」って他人事のように眺めていたらナント開けてくれた!?ビックリ。「ヘイ!カモン!!」と呼ばれる俺。居並ぶ人々を尻目にこじ開けた窓口でチケットを購入。・・・俺って日本人だな~、と実感する。

無事チケットをゲット。トゥクトゥクに乗り込み再びアンコールワットを目指す。その時ドライバーが一言。「これで日の出に間に合う」・・・こいつ意外にいい奴かも。

更に10分ほど走るとアンコールワットの西参道正門に到着。眼下に映る圧巻の風景にテンション急上昇。広場にトゥクトゥクを待たせ、橋の手前でチケット確認を済ませたら石畳の参道を本堂へと進む。


photo:01



辺りは薄ら明るくなってきた。思てたより涼しく過ごしやすい。周囲はカメラを片手に日の出を待つ観光客やそのガイド達で大賑わい。私も早速ポジションを探す。本堂の向かって右側は工事中で緑のシートが張られているので映り込まないよう左側をチョイス。定番の聖池手前に陣取り日の出を待つことにした。しっかし人が多い。


photo:02



待ちに待ったアンコールワットからの日の出。感動。


photo:03



心行くまで日の出を堪能したら広場に待たせてあるトゥクトゥクドライバー「ALY」のもとへ。


photo:04



座席でグッスリ熟睡してますた。


photo:05



なんとか目的を果たしたので一旦ホテルに戻り朝食を摂ることに。途中ドライバーのALYからお決まりのセールスを受けるが$7 払ってここでお別れ。

だって君は愛想がないんだもんw