時間は不変 | 知っとうや(真実を求めて?!)

知っとうや(真実を求めて?!)

⚡2900年続いた人類中心文明は、近い将来、五六七(弥勒)時代となり、本来あるべき姿に戻ります。それまでは産みの苦しみが続きますが、見事に成就して欲しいものです。⚡

歳を重ねるほどに時間が短く感じるようになりますよね。
私が顕著に感じるようになったのは、大学生の頃からでしょうか。

あれだけ長く感じた小学校での6年間ですが、20歳過ぎた6年間では短く感じていました。
社会人となり、結婚し、子供が生まれると、ますます時間の経過が加速するように感じます。

20代より30代、そして40代と。
ついこの前、社会人になったと思っていたらあっという間に20年以上が過ぎました。

この時間の経過の加速については、人間は精神的な成長に伴い短く感じてしまうのだろうと思っていました。
これについては、詳細を後述します。


ところが、最近のアセンションブーム?では、

時間の経過は、感覚的なものではなく、絶対的に時間が短くなっており
さらには2012年12月21日には時間がゼロとなり、アセンションする


というような話がまことしやかに語られています。

現在の1日24時間は、十数年前より短くなっており、
15時間とか、20時間ではないかと書いているブログもあります。

私は、そういった考え方はあり得ないと思っています。
スピリチュアル系を研究されている方の中には、「そんな事はない。時間は明らかに短くなっている。」と主張される方がいらっしゃると思います。
そういった方には、是非、理論的に証明していただきたいと思っています。


私が尊敬している浅川氏でさえ、同じように時間の経過が加速していると主張しています。

彼の著書には具体的に書かれています。

2012年アセンション最後の真実―マヤ予言の秘密とクラリオン星人の啓示…魂の5次元上昇が今、始まる!! (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス) 2012年アセンション最後の真実―マヤ予言の秘密とクラリオン星人の啓示…魂の5次元上昇が今、始まる!! (ムー・スーパー・ミステリー・ブックス)
(2009/08)
浅川 嘉富

商品詳細を見る


P234
~転載開始~
 いま、まぎれもない事実として時間の経過が早くなっています。それは、きっと多くの方が感じておられることと思います。もしも、そんな感覚を持たれたことがない方は、いまという時間の流れに沿った生き方が十分にできていないのかも知れません。目先の利益や忙しさに翻弄され世の中の動きを見失っているとしたら、残念なことです。
 忘れてはならないことは、時間の流れが速くなることによって、カルマの法則(因果の法則)における、因(原因)から果(結果)へ至るスピードまも速まっているということです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しかし、いまやアセンションの時代です。そう遠い先ででない近未来に人類は3次元世界の地球から消えてしまう可能性が大きいようですから、息子や孫の代に余慶や余禍を残す事はできません。
~転載終了~


最初の文の意味が、感覚的に時間の経過を速く感じているという解釈であれば、私も異論がありませんが、その後の文脈から判断すると浅川氏は絶対的に時間の経過が速くなっている(短くなっている)と判断しているようです。

最後はアセンションで3次元はなくなるとまで言っていますから。


だからと言って、私は浅川氏が信用できない訳ではありません。

浅川氏は、たくさんの霊能者、超能力の方とお会いしているようです。
中には、騙された事もあったのでしょう。

この本は浅川氏がホボット氏と会う1年前に出版されたものです。
内容的には、この本の出版前に対談した坂本正道氏の影響をかなり受けているように思います。
ただし、浅川氏は、この本のあとがきで、坂本正道氏の考え方が対談時と変わったようだと驚いている事も述べています。

浅川氏は霊能者でも超能力者でもなく、日々不思議系の研究に精進し、それによって考え方が進化しているのだと思われます。
大変尊敬できる方です。


話を時間の経過に戻します。

私は、絶対的な時間の長さは変化しておらず、
変化するのは、人間の感覚だと考えています。


時間は、これまでの人生経験の長さに対して、現在の1日の長さが感覚的に決まるので、歳をとるほど現在の1日の長さは短く感じると考えています。
これを私は、感覚時間と定義します。

次の表を見て下さい。
(見にくいので表をクリックして別ウィンドウでご覧ください)

[追記]9月1日1:00 表に計算ミスあり。グラフも入れ替えました。

感覚時間
最上段(a)は年齢です。5歳、10歳、15歳・・・・・70歳
2段目(b)はその年齢での累積日数です。10歳は3650日、15歳は5475日。
3段目(c)が私が定義した感覚時間。累積日数を逆数化したもので、その年齢時点の1日の重み(感覚的な長さ)です。
4段目(d)は5歳時の感覚時間を1としたときの年齢別感覚時間倍率。
黄色マーカーの10歳の倍率は0.5倍、15歳の倍率は0.33倍。年齢と反比例します。
10歳の感覚時間は5歳の半分しかないということです。
最後の5段目(e)は(d)の変化率です。
15歳の感覚時間は10歳よりも33.3%短く(マイナス)なっています。


この表が表している感覚時間、1日の重みは、年齢を重ねるほどに数値が小さくなっています。
つまり、1日の重みが軽くなっている、1日の時間を短く感じるということです。


従って、絶対的に時間が短くなっているのではなく、人間の精神的な成長とともに時間を短く感じるようになっていると言えるのではないでしょうか。


グラフを用いてもう少し詳細に説明します。

感覚時間倍率

これは4段目(d)の5歳時の感覚時間を1として年齢別感覚時間倍率をグラフ化したものです。
年齢に反比例して倍率が低くなります。感覚時間が短くなっているということです。
前出表の緑色マーカーの40歳時の感覚時間倍率は0.13倍。45歳が0.11倍。
人生経験は長くなるのですが、逆に1日当たりの時間の密度は反比例して低く(時間が短く)なっています。

5歳の時の1割くらいしか感覚時間がない、短いということです。


次のグラフは5段目(e)の変化率をグラフ化したものです。
感覚時間変化率

前出表の黄色マーカーの10-15歳の変化率は-33.3%したが、緑マーカーの40-45歳の変化率は-11.1%と低くなっています。

15歳は10歳のときよりも33.3%感覚時間が短くなっているということです。
小学生のとき時間が妙に長く感じたのは、若い頃の方が変化率が大きいからです。
赤ちゃんの頃はさらに時間を長く感じているはずです。


また、45歳は40歳のときよりも11.1%感覚時間が短くなっています。
若い頃よりも変化率は小さくなっていますが、5年で11.1%感覚時間が短くなっているというのは驚異的です。
実際、私はこの年齢ですが、確かに年をとるごとに時間が短くなっている感覚があります。



ここまでの説明で、うまく理解していただけるかどうか自信はありませんが、結論は、
時間の絶対時間は不変だが、
時間の感覚は年齢とともに短くなる
若い頃の方が時間の感覚の変化は大きい
ということです。

インターネットなど情報化社会が発達した現在は、なおさら短く感じるでしょう。

絶対的に時間が速くなっているというのはまやかしだと思います。


これと類似した理論を主張している方に、
有名な「ゾウの時間ネズミの時間」の著者本川達雄氏がいます。

ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書) ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)
(1992/08)
本川 達雄

商品詳細を見る

本川氏の理論は、生物が感じる時間は、体重の1/4乗に比例するというものです。

要するに体重が軽いほど、時間の感じる長さが長くなるというものです。

さらには、もっと驚くべき事も書かれています。

「哺乳類ではどの動物でも、一生の間に心臓は20億回うつ計算になる」
「ゾウはネズミよりずっと長生きだが、心臓を時計とした場合は同じ長さだけ生きて死ぬことになる」


ゾウの脈はゆっくりで、ネズミの脈は速い。
しかし、ゾウの(一生の)時間もネズミ(の一生)の時間も感覚的には変わらない、ということです。

これらの本川氏の理論は、子供の頃の方が時間を長く感じる感覚時間に通じるものではないか、と感じているしだいです。

子供の頃は脈は速いですしね。


最後まで読んでいただきありがとうございました。