本日3月24日は、作家「梶井基次郎」さんの命日です。

梶井さんの代表作「檸檬」にちなんで、「檸檬忌」というそうです。

タイトルは、「檸檬」から引用させていただきました。

 

 

 

 

 

 

鬱々とした気分を紛らわすために街をさまよう主人公が、果物屋で1個の檸檬を手に入れ、束の間の幸福感に浸り、訪れた書店で再び気分は元に戻り、書棚に爆弾をしかけるつもりで「檸檬」を置き去りにする、というストーリーです。

 

 

 

 

たまたま「文芸読本」をバックに写真を撮ったら、

梶井さんが檸檬をかじっているような感じになってしまいました。

悪意はありませんのでご了承ください。

 

 

数分で読めるような短い文章の中に、作者の感性が、まさに檸檬の果汁のようにあふれ出ているような作品です。

 

 

 

 

 

 

時節柄、同作家の、

「桜の樹の下には」

もいいですね。

桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる!

これは信じていいことなんだよ。

何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことぢやないか。

書き出しが強烈で、印象に残ります。

桜を見ると必ずと言っていいほど思い出すフレーズです。

こちらも短編です。

 

 

このような真に豊かな表現に触れてみるのも良いですね。

とくに音楽や小説など、もの作りをされる若い方にはおすすめします。

こういうものに触れて、貯めていくと、いつか「檸檬爆弾」のように爆発するかもしれません。

「芸術は爆発だ!」

 

 

 

 

時節柄といえば、米津玄師さんの「Lemon」という曲がヒットしていますね。

よく耳にします。

「レモン」という響き、「檸檬」という字面の綺麗さ、味、色、形、香りの全てが、昔も今も人々を魅了してやまない、そんな存在です。

 

 

日本文学全集35 筑摩書房

私はこれで読みました

 

 

31歳という若さで亡くなった「梶井基次郎」さん、短くとも後世に残る素晴らしい文学作品を残された濃密な人生です。

あらためまして、ありがとうございます。

今、私の隣で、次女が檸檬をかじっています。

部屋中に、さわやかな香りが立ち込めています。