お天気はしとしと雨模様でしたので、家で映画をみました。

「あん」

 (樹木希林・永瀬正敏:主演、 河瀨直美: 監督・脚本、ドリアン助川:原作、2015)

という作品です。

先日テレビで放映されたのを夫が録画してくれていました。

夫は、昨晩一人で見ていたようです。

 

ハンセン病を患う徳江(樹木)が「あん」作りに向き合う姿勢に、胸を打たれました。

自然を眺めたり、他人に語りかける時の表情には終始優しさが満ち溢れていました。

台詞の一つ一つが観客に語りかけてくれているようで、じんわり心に沁みてきました。

 

どらやきを食べにくる常連の女子中学生たちが、

「学校がつまらない。」

と言うのに対して、

「自分でつまるようにすればいいじゃない。」

「もっと好きなことをやればいいじゃない。だって、自由なんだから。」

と徳江が語りかけるシーンがありますが、まるで自分に言われているようで心に残りました。

 

 

千太郎(永瀬)の不器用で、燻っている雰囲気が、徳江によって次第にとかされていく感じが好きです。

お客にほめられた時の照れ笑いが絶品でした。

おしるこを食べながら泣くシーン、こちらもこみ上げてきました。

永瀬正敏さんは、都城市出身の俳優さんです。

映画だけでなく写真家としても活動しておられる永瀬さんのご活躍が、同市在住の私としては誇らしく思えました。

これからも、素晴らしい映画を作って行ってほしいです。

 

最後は、一人スタンディングオベーションでした。

夫、よく録画してくれました、礼を言います。

「いやぁー、映画って本当に素晴らしいものですね。」

これが分かる方は、同世代かもしれません。