只今、夫と長男が仲良く、「F1 シンガポールグランプリ」を観ています。

もちろんテレビでです。

現地で観られたら、さぞかし楽しいでしょうね。

 

夫は若い頃から、車が好きでした。

わたしときたら、車は乗られれば何でもいいし、ましてやF1という存在すらも知りませんでした。

車の楽しさを家族に教えてくれたのは夫です。

長男はもろにその影響を受けています。

嬉しそうにテレビを観ている夫を眺めていたら、少し書きたくなりました。

 

夫は2年半前に脳出血で倒れ、左片マヒの障害を負ってしまいました。

そして今年の5月にようやく運転免許が復活しました。

最近では、無理のない範囲で運転を楽しんでいる夫です。

昨年の今頃は、病院、運転免許センター、警察署に通いながら、復活を心待ちにしておりました。

家族としては、

「また大好きな運転をさせてやりたい。」

という気持ちと、

「運転はしてほしくない。事故でも起こしたら大変だ。」

という気持ちの間で揺れ動いていました。

夫は、なかなかすんなりとは行かない復活に、ずいぶんひねくれていました。

夫婦で言い争いすることも多かったです。

 

運転再開に向けて、最初に運転免許センターに出向いてから、1年以上経過していました。

最後の最後に、運転免許センターで実車教習を受け、教官、作業療法士、医師のお墨付きを得て、晴れて免許復活となった訳です。

本人にとっては長かったかもしれませんが、わたしは時間が稼げたので良かったと思っています。

もともと大好きだった運転を再開できた夫は、自信を取り戻したのか、退院当時に比べるとずいぶん穏やかになり、以前にも増して真剣にものごとに取り組むようになりました。

毎日が楽しそうです。

「好きなことが出来る」ということは、人にとってこの上ない自信につながるのですね。

F1を観ている夫を見ながら思いました。