小学生の頃から、横溝正史さんの、金田一耕介シリーズが好きです。

テレビで初めて見たときから、あの怪しく残酷な世界の虜になり、小学校の高学年から中学時代、小説も集めていました。

私の蔵書が、今も店頭に並んでいます。

25年間売れ残っているということなのですが…

残念といえばそうですけど、いつまでも一緒にいられて嬉しいような気もします。

金田一といえば、私のなかでは古谷一行さんが一番です。

もじゃもじゃヘアーとヨレヨレ袴のだらしなさと、謎解きシーンでの凛々しさとの落差がたまりませんでした。

今思うと、結構セクシーな金田一先生だったと思います。

シリーズの中では、「八つ墓村」「犬神家の一族」が有名かもしれませんが、私は、テレビシリーズでは、

「真珠郎」と「仮面劇場」が好きでした。

なんと、この2つの原作には、金田一は登場しないのですが、テレビでは当然のように登場しています。

金田一ファンとしては、嬉しい限りです。

「真珠郎」のオープニングで、湖畔の柳の木の下で絶世の美少年「真珠郎」が蛍を食べるシーンでは、その怪しさと綺麗さに胸がドキドキしたものでした。

 

 

 

 

映画で断トツに好きなのは、

「悪魔の手毬唄」です。

金田一は石坂浩二さんで、青池リカ役は岸恵子さんでした。

1977年の作品で、当時私は10歳でした。

母に連れられて、姉と一緒に映画館で見ました。

終始薄暗い画面の中で繰り広げられる残酷な殺人シーン、それを盛り上げる手毬唄、殺人現場にあらわれる怪しい老婆の影。

映画館を後にしても、手毬唄が耳を離れず、夜は老婆の影がチラついて一人でお風呂もトイレにも行けず、日常生活に支障をきたすほど影響を受けた映画でした。

昨年、テレビで放送され、夫と一緒に久しぶりに見たのですが、あの不気味さは全然色褪せていませんでした。

やはり今でも好きです。

あのような雰囲気の映画、最近はあるのでしょうか。

 

もうひとつ、忘れてはならないのが、テレビシリーズの主題歌を歌っていた、茶木みやこさん。

シリーズ1では「まぼろしの人」、シリーズ2では「あざみの如く棘あれば」という曲でした。

2曲とも名曲で、独特なファルセットと、怪しく切ないメロディーがドラマのエンディングを彩っていました。

あれほど、ドラマとマッチする主題歌も珍しいです。

 

今夜は、横溝正史シリーズのいろんなシーンやセリフを思い出しながら、私だけのプレミアム・フライデーを満喫できました。

さすがに立派な大人になった今では、お風呂とトイレ、大丈夫です。