生きてる、ことはきっと、この世界の全てだけど

それだけじゃない

わたしは

「生きていたくない」という気持ちも
痛いほど分かるから

その気持ちを簡単に否定したくない

「生」を与えられたのと同時に、

いつかの「死」も共に背負っている


生きたいのに生きられない人と

生きていたくないのに生きなくてはならない人

どちらも

比べられないくらい


つらくて
この世の理不尽さを知る

けれどきっと


愛があれば


きっと前を向けるんだ


誰に対してでも


何に対してでも


どんなに小さくても


愛があれば


哀しみだけに暮れてはいられないと気付く
気がする


愛は

見えなくて

触らなくて

聞こえない

曖昧なものだけれど


確かに感じられる

「愛ってなんだよ」
って
少し前は思っていたけれど


どんなに小さくても、愛を感じることは


笑顔への第一歩だと思う

死は誰にも必ず訪れるもので


それを少しでも

前向きに繋げられるのは


自分がいままで

どれだけの人や、ものを


愛したか、だと思う

哀しいけれど、

それでも

美しい死は

絶対に存在すると信じてる