就職後、初の賞状 | 北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも

就職後、初の賞状

こちらの子供たちは、育っていく過程で、本当に盛りだくさんの催し物、大会、競技会などがあり、その催しごとに賞がたくさんあります。大人になってからでも、職種の大会があったりして、そこでのプログラムによっても賞がもらえたりします。

息子は就職してから、3ヶ月経ちますが、先週末に、この地域で寮のある大学、約30校で構成される団体の集会があり、寮生の面倒を見る学生や、舎監たち400名ほど集まったそうです。大学によっては、貸し切りバスで乗り込んでくるところもあったそうですが、息子のところは、こじんまりとして、出席者4名。この集会では、学生の発表するプログラム、舎監の職員のプログラムなどがあり、舎監=専門職員の部門で、息子のプログラムが入賞したと聞きました。

出し物のタイトルは、”Deconstruction of Political Statement"というものだったそうです。よくある、「話は聞かない、読めば分かる」的なパワーポイント、プレゼン方式ではなく、出席した学生たちにもActivityに参加してもらうプログラムだったそうですが、たくさんの部会に別れて参加した、それぞれの部会の出席者による採点の結果、彼のプログラムが最高点だったらしく、本人が予想もしていなかった賞をいただいたそうです。プログラムの中身は、何気なくつかっている、言葉、言い方が、不本意にも相手を傷つけることがある、ということを理解しようという啓蒙的なものだったそうです。

すこし前にお話したセミナーも、初回がすでに先週行われて、大学が学外から取り寄せてくれたサンドイッチは学生に好評だったそうです。参加者は、19名、そのうち、男が6名、白人が12名、留学生が6名といった構成だといいます。初対面の学生たちもいるこのセミナーの出だしは、想像していたよりも和気藹々で順調とか、

また、息子は、Black Student Union(BSU)の主催する、パネルディスカッションのパネラーの依頼をうけて、ほかの3名のパネラーの教授たちと同席したと言っていました。この中で、彼は、家族の歴史と自分といった話をしたそうです。学内にはほかにも、アジア系、ラティーノもいるぞというわけで、この先は、忙しさも増してくるかもしれません。

毎日、12-16時間ほど、「仕事」をしている様子ですが、責任はあるものの、かなり気楽に好きなことをしているので、息子は「労働」しているとはあまり感じていないようです。今度は、大学の職員教育予算の割り当てをつかって、あるセミナーに参加の申し込みもしたと言っていました。