書く力 | 北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも

書く力

私は30年以上もこの国でくらしていて、アメリカ人のワイフもいるので英語については、テレビ、映画、新聞、雑誌、小説などの読む、聞くなどはみんな大丈夫で、話す面でも不自由をかんじたことはないのですが、、英語で物を書く力はほかの面に比べて遜色ありというのが、自己評価です。

カードに要件を書くようにして、箇条書きをすれば、そこでの意味の伝達と言う面では問題はありませんが、文章全体を流れるリズム、スムースな流れまでは、とても頭がまわりません。これは、私がアメリカの学校、大学で教育をうけたことがない、あるいは、英文の文書をこちらの職場で作成するという体験の欠如からくるものかもしれないと思っています。日本のビジネスコレポン程度なら、かるくこなせるのですが、読んで、けちをつけることはできても、英語で学術論文のような文書をつくるといった能力はありません。

私とは違い、息子のほうは、高校でも作文能力は平均以上でしたが、Pomonaでも入学すぐからコテンパンに鍛えられて、今では、大学院の専攻科のなかでも「書ける院生」としての評価を受けていると言う話です。これは、最近Academic Adviserから聞かされた話だそうですが、専攻科の教授会で息子の「書く力を高評価する発言がある教授からあったそうでその話を土台にして、Adviserは息子に「博士課程を将来の進路のひとつとして考えてみたら。」というは励ましになる示唆をあたえてくれたそうです。

息子は、5-7年かかる博士課程に進学するつもりはなく、とりあえず専門職を持つ大人として自立したいと言うのが、現在の希望ですから、博士課程は実務経験のあとでまた改めて考えてみると言っています。彼の専門職種だと、彼の言っていることのほうが、よいと私も感じます。

書くという作業は、それ以前の重層的な知的な準備が必要ですから、その訓練はなみなみのものではないですね。