トレンドセッターとしてに北カリフォルニア | 北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも

トレンドセッターとしてに北カリフォルニア

大統領選挙もあと2日に迫ってきました。評論家の予想としてはオバマ候補が330-350くらいの選挙人を獲得するとのことですが、どうなりますか。270人の選挙人を獲得すると当選となくることは、ご承知かと思います。

さて、今回の選挙は大統領だけではなく、上院、下院の議員の選挙も同時にありますが、こちらも民主党が追い風にのって、上院では総数が60名近くに、下院では20-30議席の増席を果たすと予想されているようです。この通りになれば、政治環境が今とは120度くらいは変わるのではないかと私は感じています。

また、州のレベルの課題でも、加州の住民選挙の中の項目の一つが、現在合法化されている同性愛者たちの結婚をあらたな法律によって禁止するというもので、この案件については賛否同様に、テレビで宣伝合戦が盛んに行われています。私は、人に対する同権化というのは自然の社会的な流れだと思いますから、将来にわたって考えれば合法化がこれからも全国に波及していくのだと思っているわけです。しかし、反対派にとっては、いろいろな政策の震源地である加州で歯止めをしたいという観点から大攻勢にでています。現在の調査では5分五分のようで、この案件については余談を許さないようです。

さらに、サンフランシスコの市議会の議員の選挙も大統領選挙と同時に行われますが、この市では中道派の市長(アメリカの中ではもっともリベラルと評価されている)に組する議員ともっと左派の議員のと対抗戦でして、5人居る議員の多数派をどちらが制覇するか、人々は興味をもっています。右、左というのも相対的なもので、前にお話したように、ぺロシ下院議長はどちらかというと右よりとされるサンフランシスコの政治界ですから、この地域以外のアメリカとはそのゲージの0の位置がちがうように思います。

私は、このような自由な政治、社会、文化の雰囲気というものが、その経済活動までにも影響していると感じています。海に面して新しい、違うもの、違う人たちの価値をみとめてきたこの地区の歴史。そうしてStanford大学があり、湾をはさんでUC Berkeleyも存在して新しいアイデアが錯綜するなかで、シリコンバレーが生まれ、いまはET産業が生まれようとしているのは、単なる偶然ではないと思います。

加州の58ある郡のなかで、歴史的に一番北のDel Norteと一番南のSan Diegoの2つの郡だけが、共和党多数派だと言われてきましたが、その一つの海軍の軍港があり、海兵隊の基地もあるSan Diego郡も今回はついに、民主党が勝つと予想されているとか、時代は変わってきているようですね。