数字で見る格差社会、アメリカ合州国
テレビのニュースの受け売りですが、この数年間に経済的に格差のますますひろがっているそうです。レーガン大統領のあたりから、この格差が私の目に付き始めたと思います。
この1999年から2004年の5年間のありだに、
所得層の一番下から99%までは所得が2%上昇しました。
一番上からの1%では57%上昇したといいます。
そして一番うえの0.1%では112%の上昇率だそうです。
”これはちょっとひどいなあ”と言うのが実感です。この期間、うちは明らかに2%の口でした。上位1%になるには、この時期で$300000の年収が必要だったそうです。
民主主義の基本の理念は、経済的にみんなが、同じ程度であるという”認識”をもっているということが必要です。この認識は必ずしも、事実である必要はないのですが。中産階級という概念は
いつか上流に手が届くかもしれないと言う幻想あるいは、夢に依拠するところがある大きいのではないかと思います。
しかし、中産階級が頑張っても、上流階級がどんどん先に行ってしまう。と言う状況がうまれれば、”認識”の上で上下の2階級社会になり、長い目で見れは、アメリカ民主主義の危機を招来するということになるかもl知れません。
今のところは格差社会という概念ですが、これが将来、飢えるものと、ガードマンつきの豪邸と言う取り合わせになってくると、いまのイラクとあまり変わらなくなるかもしれません。ヨーロッパでは、国の格というのは、弱者が、その国でどういう暮らしをしていけるのかによって決まると言います。アメリカは、カタリナ ハリケーンの時のニューオリンズを見ればお分かりのように、弱者のための安全ネットがぼろぼろですから心配です。