DestinationImagination / Odyssey of the Mind | 北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも

DestinationImagination / Odyssey of the Mind

掲題のCreative Problem Solving Programというのがあります。子供達に創造的な考え方の訓練をしてほしいと考えている親たちが推進力となっている団体です。ここで、子供達は拡散思考という考え方をまなびます。たとえば、”天気の日の空の色はなんですか””青です”と言う一般的な問答の代わりに”青いものはなんですか”という問いを発します。答えが一つしかないという、凝集思考からの脱皮をもくろんでいるわけです。子供達はこういう問いに最初はとまどうもののしだいに慣れて、どんどん答えを言って来るようになります。子供も頭の中にイメージがどんどん浮かびはじめるということなのでしょう。


また、この範疇の文章問題では”セブンイレブンにいったら犬が逆立ちしていました、なぜでしょう?”(今、即席でつくりました)と言うような問題もできます。このほかに、手を使って、問題を解くという分野もあります。新聞紙5枚でできるだけ高い構造物を作るとかというような事です。さらに、子供たちはその年に提起された問題に沿って、寸劇もつくらなくてはいけません。全部、子供たちが助けを借りずに自分達だけで。衣装、舞台装置、脚本などなどを作ります。大人の力を借りる事は、禁止されています。


うちでは、学校のGATE Programの一環として、このProgramを3年間したことがありました。息子は親父がCoachである事に不満をいっていましたが、これは無視。小学校4年の時から6人のチームの生徒が毎週土曜日に午後にうちに集まり、練習を続けました。子供たちは、自分達で予算($50)を自由につかえたり、大人の助けなしで自分たちのアイデアで何層もの問題の解決していくと言う事になれていき、Coach は買い物にいってください、と追い出されて、しめたと喜んだりしたものです。


地区の大会のも行きましたが、惨敗。でも、ほとんどの子供たちは、精一杯やったと満足していたようでした。この大会の行くと、アメリカ上流社会の力の入れどころというのがよくわかります。例年、この大会で良いい成績を収めるチームは、やはり、この北カリフォルニアで1,2を争う金持ちコミュニティの出身です。この辺が共働きWorking Richとの違いと納得しました。Working

Richはよい学校に子供をいれるのが限界で、子供の課外活動までは親が中心となって面倒をみれないですからね。


最近、日本からお客さんがあって、質問を受けた事があります。それは、日本人がCreativityの

面で問題があると指摘されていますが、これは生来の能力なのでしょうかということでした。

ちょっと考えて、私は答えました。これは教育の問題ですよ。日本人も小さい時から訓練すれば

引けをとりませんと。


私のチームはもう大学生です。 彼らはUC San Diego, UC Davis, UC Berkeley, Stanford, Pomona、に行っています。


詳しくは www、destinationimagination.org でどうぞ