トンデモ講座学 第二回【皆様、ホメオパシってますか??】 http://page.mixi.jp | キラキラ星のブログ(【月夜のぴよこ】)

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トンデモ講座学 第二回【皆様、ホメオパシってますか??】
http://page.mixi.jp/run_page_apps.pl?page_id=8844&module_id=1141228

ベレッタさんちより転載。

時系列でベレッタさんちの記事を時々転載していきます。まあ笑えない、お笑い講座だとおもって読んでおいてください。トンデモ科学の犠牲者を少しでも減らすためにがんばります


転載ここから

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放射能防護でも効果が喧伝されていた「ホメオパシー」ですが

そもそも「ホメオパシー」とは何かというと


「健康な人間に与えたら似た症状をひき起こすであろう物質をある症状を持つ患者に極く僅か与えることにより、体の抵抗力を引き出し症状を軽減する治療法」

です。

まぁ「同種療法」と言い換えても良いでしょう。

200年ほど前ドイツのハーネマンさんがマラリアの治療薬であるキニーネを自ら飲んだところマラリアそっくりの症状が(キニーネの重篤な副作用にマラリアの黒水熱に似た症状がある)出たことが、この理論を考案するきっかけとなった

と説明されてます。

まぁ、何でそんなもん呑んだんだ…と思いますが、単純にキニーネの副作用だと思うのですが、とにかくその経験から

「類似したものは類似したものを治す」

という結論に至った模様です。
ここまでだったら普通の「民間療法」にもありがちな話なのですが、ホメオパシーのトンデモなところは

「その物質が限りなく薄く希釈される(ハーネマンの表現を借りれば「物質的でなくなる」)ほど治癒能力を得る」

というところです。

どんなけ希釈すんだよというと

一番多く使われるのは100倍希釈を30回したもの(希釈したものをレメディーといいます、高希釈のものは高ポテンシー、低希釈のものは低ポテンシーと呼びます)

つまり100分の1の30乗です。

これがどういうことかといいますと、例えば元の成分が1g含まれていたとすると

0.000000000000000000000000000000000000000000000000000000000001gしかそのレメディーには含まれません。

えーっと、普通に1分子も含まれないレベルです。

で、私の常識を覆すことに高ポテンシー(希釈が大きい)なほど効果が強いので、使用する際は注意した方がいいらしいです。

普通逆だと思うが…というか希釈中のコンタミ(汚染)の方が大きいと思いますよ、普通に。

でもホメオパシーの方は、「レメディーには何も含まれてねーじゃん!!」という批判を否定しません。

どうやら「水に効果が記憶されてる」らしいです(笑)

この濃度だったら普通の水や水道水でもレメディーになりそうだが??(含まれる微量元素は山ほどある)

で、水が何かを記憶してしまうのなら、そもそも「天然水」や「蒸留水」でも効果があるし、大本の水は海水なので、いろんな記憶をしているはずで、なぜ「レメディーの効果」だけを記憶するのか?

まぁ、水の出どころまでは深く考えてないみたいなので、レメディーに話を戻すと

「元になる物質によって効果が違う」

まぁそうだろうと、普通の薬でも同じなのだから

で、どんなものを使うかというと

「蛇毒(ラカシス)」

いきなり…

効果は「エネルギーの抑圧」「喉の痛み」「生理痛」「頭痛」

http://shinhomeo.com/blog/?p=1281

先生!全然解りません!!

「蛇の毒」全く関係無い効能…
とりあえず処方される人はラカシスっぽい性格らしい。

いや、蛇は別に嫉妬深かったり、疑り深いわけじゃないんだけど…そりゃ思い込みでしょ。



「ヒ素(アルセニカム)」

また猛毒ですか…

効果は

「健康への不安」「落ち着かなさ」「披露困憊」「寒気」「のどの渇き」「焼けるような痛み」

う~んこれもヒ素の毒性とあまり関係が無いというか…ヒ素の情報の何がこんな効果になるのかさっぱり解らない。

まぁこういうのを滅茶苦茶に薄めて処方するのだから、それ自体の効果はもちろん副作用も何も無いのですが一番問題なのは

「その病気が改善されたり、治癒するのか?」

という話です。

体験談を見ていると、そもそも効果が出るまで数カ月かかっていたり、それは自然治癒だろ?って思えるものや

症状が酷くなっても「体が治ろうとしていて、そういう症状が出ます(好転反応)」と片付ける

「治療してる奴も患者も早く普通に病院に行け!!」と言いたい。

実際、ホメオパシー治療では「山口新生児ビタミンK欠乏性出血症死亡事故」の様な死亡事故にもなっている。

で、放射線についてですが

見解が真っ二つなのが面白い

方や放射能障害に効果があるレメディーを販売

もう一方は放射線も低レベルなら、健康にプラスの効果がある



で、結論としてこうなった

以下転載

http://pub.ne.jp/homoeopathy/?entry_id=3541065

現時点で、関東では健康被害はないレベルだということ
ですが、クライアント様から多数、放射能対応に関して
メールをいただきました。

そこで現在の時点での放射能対応について、あくまで私
の見解をお話したいと思いますので、今後の対応の参考
にしてください。

まず、先日お知らせした日本ホメオパシー医学協会掲載
の放射能対応のレメディーに関しての補足です。

どのようなレメディーなのか、特徴をマテリアメディカ
から簡単に書きだしました。


①Cadm-S(カドミウム・ソーファー)・・・硫酸カドミウムのレメディーです。

化学療法の副作用や放射線中毒の解毒に。
症状は、胃の切られるような痛み、胃がん、ぜんそく、
放射能からくる吐き気、むかつき、鼻の腫れと鼻づま
り、血液の混じった嘔吐物、体が氷のように冷たい、
めまい、関節の刺すような痛みなど。


②Uran-n(ウラニウム・ニトリカム)・・・硝酸ウラニウムのレメディーです。

腎炎、糖尿病、高血圧、水種、肝臓の変質に。
症状は、いちじるしい痩せ、腹水、全身の浮腫、衰弱、
ひどい喉の渇き、異常な食慾、吐き気、嘔吐、夜間に
ふるえと発熱、消化不良でガスがたまるなど。


③Caes-h(セシウム・ハイドロクサイズ)・・・水酸化セシウムのレメディーです。

症状は、腺の腫れ、硬化、炎症、腫瘍、壊死。麻痺、
パーキンソン病、多発性硬化症。
頭痛、顔の腫れ、視覚障害、高血圧、心不全。穴が
あくような痛み、神経過敏で落ち着きがないなど。


④Rad-Br(ラジウムブロム)・・・臭化ラジウムのレメディーです。

X腺、放射線火傷の悪影響に。
症状は、がん、放射線による火傷、潰瘍、関節の深
部の痛み、灼熱感のある皮膚炎や紅斑、全身のかゆ
み、火事の夢、リューマチ 便秘と下痢を交互にく
り返す、まるで火の上にいるような乾いた焼けるよ
うな熱が全身を襲い、冷気を切望する、全身の疲労
感、倦怠感など。


⑤Pluton(プルトニウム)・・・プルトニウムのレメディーです。

がん、骨がん、肺がん、ホジキン病、脳腫瘍、白血
病などに。
症状は、額の破壊的な痛み、眼の焼けるような痛み、
甲状腺肥大、肺の線維症、肺がん、嘔吐、下痢など


⑥Sol(ソル)・・・太陽光のレメディーです。

がん患者の放射線治療による放射線中毒の解毒、放
射線、日光による皮膚がんに。
頭頂から額にかけて激しい頭痛、頭の熱感と圧迫感。
脳に激しい刺痛。軽い吐き気、日光に過敏。


⑦Kali-Iod(ケーライ・アイオダム)・・・ヨウ化カリウムのレメディーです。

腺の腫れと硬化、リューマチ、多様な浮腫、水種、
出血性紫斑病に。
症状は、線維腫、リューマチ痛、激しい骨の痛み、
ぜんそくの発作、側頭部にねじで穴をあけられるよ
うな激しい痛み、焼けつくような鼻のズキズキす
る感覚、コリーザまたは鼻づまり、じんましん、
にきび。

(参考文献:ロビン・マーフィーのマテリアメディカ、
ジャン・ショートンのホメオパシーとエレメント)


以上は、ほとんどが放射性物質のレメディーですね。
同種であるこれらのレメディーを取ることによって
体内からデトックスできる対応レメディということ
だと思います。


転載終わり

なぜウランやプルトニウムのレメディーが放射性物質のデトックスになるのかさっぱり解りませんwww

あと「太陽光のレメディ」って…どうやって太陽光を水に溶かしたのか解らん


もちろん、あんなけ希釈してあったら悪影響は無いですが、「どういう理屈でデトックス出来るのか」がまるで解りません。


まとめとして

「薬は過ぎると毒になる」の逆をとって「毒でも薄めると薬になる」とう単純な発想から

「水の記憶」だの「エネルギーや波動」だの、他のトンデモ理論を混ぜ込んだり、「ワクチン危険論」の様な運動をしたり(ワクチンは弱毒化したものなので、むしろホメオパシーの理屈に近いハズなのだが??)

まぁトンデモがトンデモを引きつけて、根拠が無くても、無茶苦茶な理屈で「効く」「効果がある」というのだから手に負えない。

最近では「ホメオパシーは信じているから効く」つまりプラセボ効果しかないことを認めている。

というかそれ以上の効果が無いのだから仕方ない。

ホメオパシーは端的にいえば詐欺だし、特定の病気の治癒に効能を謳っているなら薬事法に違反している。

でも一番の問題はそこでは無い

一番の問題は「病気の人が適切な治療を受けれない危険性がある」ということだと考えます。

親がこういうのにカブれていたら、その子供の健康状態や病気になったときの対処が心配である。

個人の信条にとやかく言うつもりはないが、有名人や芸能人にもこの類の治療の効果をブログなどで喧伝したり、広告塔になってしまっていることもある。

そういった行為は、「適切な治療から子供を遠ざけること、子供を危険にさらすことに加担している」と思う。

子供を助けたい、藁にもすがる思いなのは理解できるけど、子供の健康はそういう場合に親が「適切な判断」ができるかどうかに掛かっていると思います。

ーーーーーーー

転載ここまで

たくさんの人がホメオパシーとかエッセンスとか、治療とかで騙されてお金つかったりしてるんだろうけど、これ何の効果もないですからキッパリ。まあ思いこみによる精神的な効果くらい?

足をあらえばお金に余裕できますぜw


わたしも騙された口なので、目を覚ましてくれる人が増えることを願ってます。

左翼の資金源ですからねーー。

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