ふとした瞬間に漂ってくる香りが、心を静かに整えてくれることがあります。

そんな“落ち着く「香り」”はありますか。

 

私は、昔からハーブ系の香りが好きです。

ローズマリーやミントのような、少し涼しさを含んだ香りに触れると、胸の奥がすっと軽くなる気がします。

緑の多い土地で育ったせいか、夏になると庭のハーブが風に揺れて広がる香りが、

子どもの頃の景色をそっと思い出させてくれます。

 

香りが結びつける記憶は、良いものばかりではないかもしれません。 

それでも、どこか懐かしい“何か”があって、その時間が少しだけ幸せに感じられることがあります。

例えば…

 

ローズマリー:夏休みの午後、祖母が庭で摘んでいた記憶

ミント:朝のひんやりした空気と、通学路の影

レモングラス:雨上がりの土の匂いと、静かな夕方

 

香りは、言葉よりも早く心に触れてくるものですね。

 

私は、雨が降る前の“気配”を感じることがあります。 

空気が少し重くなり、湿った土の匂いが動き出すような瞬間。

その香りに触れると、「もうすぐ雨が来るんだな」と心がそっと反応します。

この話は、また雨の日の香りについて書くときに、ゆっくり綴ってみたいと思います。