おはようございます。
子どもたちの登校しぶりに対して、私は往生際が悪いんです。
「行きたくないなら行かなくても良いよ」
これを親として素直に言えば互いが楽になるのかもしれません。
でも私の往生際の悪さで長男は下手すれば3年生から不登校になっていたのを5年生まで何とか続けて行かせています。
不登校の専門家から言えば
なんてひどい親!行きたくないのを無理やりでも行かせて
って言われるでしょうね。
スパっと諦めてしまえばいい。
何度そう思ったことか。
でも、私は自分自身の人生何度も諦めてしまえばいいということを往生際が悪く諦めなかった体験を通して、
可能性があるならとことん試すってことを続けてきました。
そのきっかけは社会人なりたての時。
大学卒業して通信の専門学校へ入ると決め入試も合格したあと母が亡くなりました。
私にとって肉親を失う体験は大きな喪失感とこれからどうしようかという大きな不安が伴いました。
母の代わりに主婦業もしなければならなくなった私。
通信で勉強して名古屋のスクーリング行って、国家試験で合格目指すなんて
絶対無理だ…
もう通信教育を辞めるっていう決断を何となく自分で下していた私。
でも心底では迷っていました。
そこに授業料を振り込んでいたので教科書がダンボールで送られて来たんですよ。
その時、母が生前に通信の学校に合格したと伝えた時の
「あんたらしくていいんじゃない?」
と言われていたことを思い出しました。
入学金も授業料も払っていて諦めるのは悔しいし、出来るかどうかなんてやってみないと分からない。
母の言葉に背中を押され、やってみて結論を出したいという気持ちで2年間の通信教育をやってみることにしました。
働きながら、自分の喪失感と向き合い、父のフォローをしながら勉強するっていうのはとても大変でしたが、やりきった二年後の満足感は自分に自信をもたらしました。
今の旦那さんと出会ったのは社会福祉士の国家試験で合格したすぐ後の事。
この二年間の自分の生き方が引き寄せたのかなと思います。
だから私は往生際が悪いんです。
だから毎日行きたくないとつぶやく子に学校へのハードルを下げて、
一時間でも行かせてみる。
保健室登校にしてみる。
登校支援の先生に顔だけ出してみる。
学校に行かないっていうのは本人の問題だから。
自分でこうするって強く決められない限りは気分どうこうで行きたくないと言っている子どもに100ゼロで決めてほしくないんです。
自分で決めてゆらぎないものであるなら、背中を押してやろうと思います。
やつゆき。