久しぶりにブログを書こうと思ったので開いてみたら5ヶ月くらい経っていました…!
誰も覚えていないかもしれないので自己紹介をしたいと思います。
私は10年以上精神科に通っている気分障害の患者です。最近は安定していて、初めて約1年寛解状態を維持しています。
更新していた頃は2週間に1回の通院でしたが、そのうち1ヶ月に1回の通院になりました。服薬は続けています。
仕事は今も続けていて、今が一番楽しいと思っています。
さて、自己紹介も終わったところで最近の話をしたいと思います。
前回の記事ではイライラして不安だと書いていましたが、それも落ち着き、寝る気も出てきて安定して生活しています。
たまに気分が高くなるときがありますが、許容範囲で様子見です。
落ち込まないのが本当に不思議で、病気ではない人はこんな安定した世界で暮らしてるのか…と感動しています。
これなら仕事は休まないし辞めないですね。
プライベートでは初めてのことが起こり、人生の大転換期となりました。
安定すると周りも変わるんだなぁと思います。
言い換えると、自分が変わると周りが変わる…変わったように見える、ですかね。
私は今日、最後の日を迎え、明日から新しい日々が始まります。
その記念にとブログを書いている部分もあります。
自分にこんなことが起こるなんて思いもしませんでした。
精神科に10年以上通い、途中で入院を経験し、早くこの人生が終わればいいのにと願いながら生きていたのに、そう思う気持ちが影を潜めています。
カウンセリングにも10年以上通い、語り続けています。
まさか、10年も通うとは思いませんでしたが、それが私の道のりだったのでしょう。
今は寛解しているし、自信を持って生活もできるのですが、これから先経験したことのない事が起こるかもしれないのでカウンセリングはまだ続けようと思っています。
= 以下、入院のことや死に関連することを書いています =
こうして書いてみると、精神疾患の治療のフルコースを受けている気がします。
途中、リワークも受けていますし、なんでもありです。
入院とリワークについては思い出日記で書いていこうと思っていましたが、もう書かないかもしれないのでここで書いてしまいます。
入院は希死念慮(自殺念慮)がかなり強くなり入院となりました。
自殺企図はありません。
一人暮らしで実家を頼れなかったので入院しか選択肢がありませんでした。
もちろん抵抗しましたが、そんなことを言っている場合ではないと主治医に説得されました。
入院した先はもちろん閉鎖病棟でした。
本当に全てに鍵がかかっていて、窓もほんの少ししか空きませんでした。殆どのものが没収され、実行なんてできないと思わされました。
入院している人たちは私と同じく悪化している状態なので、なかなか見たことのない雰囲気にあふれていました。
ただ、私も切迫した状態でしたから、それはそれで心地よかったです。
入院は人によって感想がかなり違うかと思いますが、私は入院してよかったと思っています。
あそこは閉鎖されていることに意味があると身を持って体感しました。
あと、病気は違えど病気には変わりないので仲間意識みたいなものもあり楽しかったです。
一人でいることは本当に体に悪いです。入院中は、毎日挨拶できる人がいることに感動していました。
毎食ごはんが出てくることにも感動しましたが、あとから主治医に「それくらい悪い状態だった」と言われました。
もう入院しないように安定を維持していきたいと思いますが、必要と言われる状態になったら素直に入りたいと思います。
リワークですが、病院の医療リワークに通いました。
精神科デイケアと一緒だったので、気分はほとんどデイケアでした。
そこでも毎日通ってのんびりゆったりとして、病気のことも勉強して、私のテーマとも向き合いました。
勤め先にリワークに行くように言われて仕方なく行ったので最初は本当に通いたくなかったのですが、終わる頃にはまだ通い続けたいと思うくらい楽しく、居心地がいい場所となりました。
こちらも行ってよかったです。
今でもたまに連絡をしています。
誰かが覚えてくれているというのは本当に心強いものですね。
…と、色々と語りましたが、私は本当に医療に生かされているなと思っています。
私一人の命を繋ぐためにこんなにも多くの人が関わってくれたかと思うと、この命は軽々しく扱えるものではないのかもしれないと思わされます。
今日を迎えることができたのもこの人たちのおかげです。
また状態が悪化したら同じことは思えないかもしれないのですが、少なくとも今この瞬間はそう思えているので、この気持ちを大切に胸にしまっておきたいと思います。
私は明日から人生の新章が始まります。
この記事は今の章の締めくくりです。
この記事が書けてよかった。
新章でも楽しく過ごせますように。