「私たちがここにいるのはその歪みを矯正するためではなく、その歪みに馴れるためなのだといいます。私たちの問題点のひとつはその歪みを認めて受けいれることができないというところにあるのだ、と。」そして「外の世界では多くの人は自分の歪みを意識せずに暮らしています。」(『ノルウェイの森』から抜粋)
自分の感じ方や考え方や物の見方の歪み…
私はそれをなんとか矯正しようとしていたけど、
むしろその歪みに馴れたほうがいい。
矯正しようとすれば無理が祟る。
すごくいい一節だなぁと思ったのだけど、
みんなこの小説から何を感じ取ったのだろう?
(もちろん、一つ一つ解説してたらキリがないから、なのかもしれないけど)
他の人たちも同様に、自分の歪みについて悩まされたり、悩んでいるのだろうか?
それとも、もう自分は歪みなんてない、回復しきっている、と思っているのだろうか?
ざっくりした言葉で結論を出さないで、なんて思っちゃうけど、
自分だってね、
いい加減な言葉でしか答えられないんだから…
それでは、この辺で。