昨夜はカルメン・マキのライブでした。

5つのユニットによる二部構成のライブ。

いい席でした。チケット代ではなくご祝儀です。

廊下では雑誌やチラシなどのプチ写真展。

デビュー曲、時には母のない子のように。
1969年のシングルです。これで17歳というのも驚きですが、この日は、これで70歳?という驚きに出くわすことになります。

GUTSって雑誌もあったなー。

坂本九の顔も見えます。

OZの後はアングラ系の雰囲気も。

1900年代、2000年代の活動、かな。

さて、18:30に開始。
スクリーンには東大紛争の映像が流れます。この時代、カルメン・マキがデビュー。
まわりを見渡すとみなさんこの世代が多いです、今日の観客中では、私なんか若造ですよ^^;

最初に出てきたのは、Falcon、丹波博幸のトリオ編成。
オープニングは、「戦争は知らない」。そして、「時には母のない子のように」と続きます。今風のアレンジの曲をアコースティックギター2本で、しんみりと歌い上げた後は、またフォーク・クルセイダーズの「悲しくてやりきれない」。
60年代フォーク世代は琴線が刺激されまくりです。

2つめのユニットは、丹波博幸、河合敏三、上原ユカリ裕、中村哲のクインテット。実はここいらの曲はほとんど知らないのですが、ジャジーな演奏の曲あり、楽しめました。

3つめのユニットは、Falcon、伊藤志宏のトリオ。アコースティックギターとシンセサイザーを組み合わせた幻想的なサウンドで、朗読を入れてのパフォーマンス。

ここで一部終了、25分の休憩。トイレ大混雑^^;

第二部のしょっぱなは4つめのユニット、山本恭司と厚見玲衣のトリオでした。
緞帳が上がると、ピンクのエクスプローラーからキング・クリムゾンの「Moon Child」が流れてきたのはたまげました、ピート・シンフィールドもびっくり。カルメン・マキのボーカルもグレッグ・レイクに負けず劣らず素晴らしい。山本恭司のギターは泣きまくり、ロバート・フィリップ御大に聴かせたい。

カルメン・マキと山本恭司とは初めてのライブとのこと。山本恭司さん、楽屋小話やしょうもないオヤジギャグ(ピンクレディの奴^^;)で盛り上げていました、お茶目です。ギターを弾くときのおかまっぽい仕草も昔と変わらず。
最後の曲では、ギターで戦争の効果音を演出(ジミ・ヘンドリックスのウッドストック「星条旗」みたいなの)して、弥が上にも、ウクライナ戦争が想起され、戦争で苦しんでいる人達に一日でも早く平和が訪れることを願う気持ちが強まります。
このユニットの演奏、もっと聴きたかった。またライブやって欲しい。

そして取りはカルメン・マキ&OZの登場。
一曲め、「六月の朝」。なんであんなに声が出るんだろ?70歳ってあれだけの声が出せるのか、信じられん。二曲めは知らない曲で、「閉ざされた街」から最後はもちろん「私は風」。
腹の底まで響くハードロックですよ。

カルメン・マキはときおりステージサイドでワインを飲みながら休憩してるんですが、私は風の間奏が終わって戻ろうとしたときにセンターマイクまで間に合わなくて、近くにあった春日博文のマイクで歌ったせいで、春日博文がchuchuchuchuのコーラス入れられなくて笑ってたのがおかしかった。

そんなこんなで最後はメンバー紹介、そしていろんな人からの古希お祝いのビデオメッセージをサプライズで流して、しみじみと終了。アンコールはなし。

休憩をはさんで4時間の長丁場でした。
ボーカリストは60代後半になると若いころのように声でない人が目立つような気がするのですが、こないだのユーミンといいカルメン・マキといい、若い頃に負けずとも劣らないパフォーマンスをしているのを聴くと、ホント凄いなと思います。節制してるんだろなぁ、、酒好きそうだけど^^;

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p.s. 今日はgood。これを毎日続けるのが理想。