
今年2月に受けたシャント形成手術は局所麻酔でした。意識ははっきりしたまま、手術台に同じ姿勢のまま2時間ちょっと寝ていたのですが、これが苦しかった。腰は痛くなるし背中は張るし、それもこれも太り過ぎが原因です。
透析になったら4時間以上も同じ姿勢で寝ることをほぼ一日おきに繰り返すわけで、それを想像すると地獄の苦しみのように思えました。
「心を入れ替えて、体重を減らそう。」と決意したのは、シャント手術での苦しさが発端です。入院中の食事制限により体重がみるみる減ったことも、ダイエットを進めるモチベーションとなりました。
そんなわけで、2月から本日までの体重増減はこんな感じ。
約15kgの減量で96kgあった体重は79.9kgとギリギリながらも70kg台に突入。
体も軽くなり、腰痛も緩和され、eGFRも横ばいとなり、不健康なデブから普通のデブになることができました。Gパンのサイズも35インチから32インチまで減りました。ユニクロのヒートテックもXLからLにダウン。
世の中にダイエット方法はたくさんありますが、CKD患者の場合は流行の糖質オフダイエットは使えません。たんぱく質、カリウムを多く摂取することが禁忌だからです。そのため、古典的に、カロリー摂取量 < 新陳代謝量 + 運動量 の関係を保ちながら、体重を落としていくのですが、CKDは運動制限もあって激しい運動もできません。
ということで、カロリー摂取を抑えるために、レコーディングダイエットという手法を行いました。気づいた方もいると思いますが、夜中にこそっとブログの最後に食べたもののカロリー計算表を貼っています。ブログに貼るのは、公開するというノルマを自らに課して、サボタージュを防ぐという目的がありました。また、ブログには貼っていませんが、毎朝体重と血圧を計って記録しています。
このレコーディングダイエットは予想以上に効果的で、食物の摂取記録をつけているうちに、何を食べて何を飲むと体重がどうなるか、というのがわかってきました。こうなると、頭の中で食べすぎ飲み過ぎのセーブが効くようになりました。たまに調子に乗って飲みすぎたりしますが、それをリカバリーするのも数値化されているとわかりやすいです。
そんなわけで、体重が落ちるペースは遅いですが、月平均をみると確実に減っているのがわかります。たまに飲みにいったり、釣りの帰りにラーメン食べたりしていて、心理的ストレスをかけていないのも長く続いている要因かと思います。
月単位で体重最大値と最小値では2kg前後の差があります。最大値は酒を飲んだり塩分を摂り過ぎたりで体が水分を保持している状態(むくんでいる状態)です。最小値は塩分とアルコールがしっかりと抜けている状態です。
本日の朝の体重は、79.9kgでした。これはおそらくですが、結婚した時くらいの体重かと思います。
私の場合、標準体重は62.5kgなので、そこまで到達するのはさらに15kg以上のダイエットが必要となります。そこまで落とせるかは過去に歴史がないだけにはなはだ疑問ではありますが、さらに今の生活ペースを続けてみようかと思っています。
p.s. 麺類連続で塩分オーバー。明日も朝はシリアルで塩抜き。