本日のミッションは、小湊沖のカンパチ!+α

ひっさしぶりにカッタクリ釣りで狙いましょう。
今でこそマイナーな釣法になってしまったカッタクリ釣りですが、昔はカンパチのみならず、
イナダだって、カツオだって、カマスだって、アメンボだって、
みんなみんなカッタクリで釣っていたのです。

そんなレトロな釣りができるので、準備はわくわく遠足気分です。

今回取材先の小湊、寿々木丸は房総オールラウンダー。
狙いはカンパチメインですが、カンパチも型狙い数狙い、そして状況に応じてシマアジ、マダイ、ヒラメも狙うという臨機応変フィッシング。

カッタクリ仕掛け、泳がせ仕掛け、コマセダイ仕掛け、サビキ仕掛けを用意してスタンバイOK。

5月以来、3ヶ月ぶりの寿々木丸。この日は4時集合で、暗いうちから準備です。

夜明けに出船。
小雨がぱらつく陽気、涼しいのはいいんだけど、撮影には雨が邪魔。
まずはサビキで泳がせ用の餌の小アジを釣ります。

いつもならずらずら釣れて、これだけでお土産確保^^;になる小アジもこの日はいまいち。
それでもカマス、小サバ交じりで泳がせの餌分は確保。
寿々木丸には餌用、釣った魚用と一人2つの桶が用意されているのでとても使い勝手が良いです。

餌が釣れるとカンパチ狙い開始。カッタクリで狙うか、泳がせで狙うか、どちらでもOK。

わたしはもちろんカッタクリ。
昔はカッタクリといえば当然手釣りだったのですが、近年は竿でしゃくりあげる、いわゆる竿カッタクリ(変な名前^^;)の釣りをやる人の方が多いです。この日の手釣りは私と隣のベテランの2人だけ、後の人は竿釣りでした。

泳がせ仕掛けを下ろした人にはいろいろな魚がヒットするものの、カッタクリの人にはなかなかあたらない。
昨日は貸し竿ばかりの仕立船でトップ23本もあげたとのことですが、今日は出だし不調になんか嫌な予感....^^;

それでも久しぶりのカッタクリ。糸を手繰っているだけでも楽しいというのが実感でした。

ピンボケ失礼。
やっと私に船中一号。ショゴ(小型カンパチ)ですが。
頭の上が「八」の字に見えることからカンパチの名がついた魚です。

続いて、シーラ・E。

ヒラソウダかと思ってたら、カツオでした。

いろいろ魚っ気が出てきたなと思ったら、カンパチのご機嫌も上昇。
あちこちで魚が上がり始めます。

仕掛けを入れようとするとあっちで食った、こっちで食ったと写真を撮りにまわるので、せっかくの時合なのに釣りできません^^; みなさん楽しそうにカンパチ上げてます。
青物釣りでは写真撮ってて時合を逃すってのがよくあるパターンなのですが、まあしょうがない、と思いつつ画撮りはなんとか終了。

よし釣るぞ、と道具を出すと嬉しいことにカンパチ(ショゴ)入れ食いは継続中(^^)

スッスッと手繰るとゴゴゴッとアタリ、ギュギュギュンと引きこみます。
楽しい、久しぶりのカッタクリ、ホントに楽しい。
あまり釣りすぎるとクーラーに入らなくなるので、最後はコマセなしで釣ってましたが、それでも食ってくるくらい。

みなさんお土産確保したところで、移動の合図。
最後は大型狙い。泳がせでもコマセでも好きな戦型で狙います。

泳がせ一発狙いを選択しましたが、私は不発。

カンパチ(ショゴ)34尾、ワカシ3尾、カツオでクーラーは一杯。
トップは46尾の手釣りのおじいさん、さすがベテランの技でした。貸し竿組のビギナーさん達もみなさんツ抜けしてました。
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このところ魚運のない釣りが続いていましたが^^;、本日は好調に終了。
船では大鯛、ヒラメも顔を出し取材はバッチリ。
こんな釣りのときは記事を書くのも楽で、目をつぶっても書けそうです。
なによりも久しぶりのカッタクリ、ホント楽しかった。またすぐに行きたいくらい(^^)

詳しい模様はつり丸9月15日号(9/1頃発売)でレポートします。
取材にご協力いただいたみなさん、どうもありがとうございました。

カンパチは小型でも美味しいのが特徴。
さっそく刺身にして一杯。

大きくなると50kgを越す魚ですが、その生命力を感じる味です。
青物特有の酸味も少ないので、刺身のほか、塩焼き、ムニエル、揚げ物、どんな料理にも合いますよ。

この日はバラシのみで終わった良型カンパチを狙いに近いうちにまた行こっかな(^^)

[小湊港 寿々木丸]
http://www.awa.or.jp/home/suzukim/
船付場に集合↓

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