
日曜日はプログレフェス!
キャメル、スティーブ・ハケット、抒情的なギタリストの豪華フェス。
ハケットさんは昨年発売のウルフライトも聴きこんで予習ばっちり!(^^)
はじっこだけど、けっこう前の席が取れました。
薫風の日比谷公園へ。
オープンエアのコンサートが一番気持ち良い季節です。
仙台からは、つり丸ライター針生さんもやってきましたよ。
ロジャー・ディーンうちわもゲット!(^^)
オープニングアクトは原始神母。
名前の通り、ピンク・フロイドのトリビュートバンドです。
メンバーはこちら、8人編成。
木暮"shake"武彦 (G/Vo)
三国義貴 (Key)
ケネス・アンドリュー (Vo)
柏原克己 (Dr)
扇田裕太郎 (G/B)
大久保治信 (Key)
成冨ミヲリ (Vo)
ラブリー・レイナ (Vo)
4時までまだ間があるな、と思ってたところ、いきなりあのお馴染みのベース音が響き渡りました、時間前の立会いか?
One of these Days! ブッチャーの入場曲、吹けよ風呼べよ嵐でロックフェスの開始。
いやー、凄いこれ、本家と変わらん、本家はスタジオ盤しか知らんけど^^;
音圧が凄いですよ、完璧コピーしてるんじゃないでしょか。
Time から The great gig in the sky、素晴らしい。
Clare Torry のパートは女性ボーカル2人が交互に歌い上げます。
男性ボーカルのアンドリューさんはドラガン・ストイコビッチにそっくり^^;
ギターは目をつぶって聴いたらDavid Gilmourと区別つきません。
最後に Atom heart Mother .
今までこの曲は睡眠導入用でしたが、とんでもない間違い。こんな曲だったんだ、原始神母のおかげで真の原子心母がわかりました、ありがとう。
いやぁ~、期待以上の演奏でした。
原始神母は10月22日にチッタでライブやるそうですよ、行こうかな(^^)
そして2番手にスティーブ・ハケット登場!
実はわたし、ピーター・ガブリエル在籍当時のジェネシスの大ファンなんです。
このブログのタイトル、Humdrum というのも Peter Gabriel I に収録されている同名曲からとったもの(^^)
フィル・コリンズ、トニー・バンクス、マイケル・ラザフォードの3人ジェネシスは高校生の時に中野サンプラザに観にいったので、あとは生きてるうちにピーター・ガブリエルに会いたい。
さて、スティーブ・ハケットバンドの来日メンバーはこちら。
Steve Hackett (G,Vo)
Roger King (Key)
Gary O'Toole (Dr, Per, Vo)
Rob Townsend (Sax, Flute, Per, Key)
Nick Beggs (B)
Nad Sylvan (Vo)
オープニングでは狼の遠吠えが。
最新アルバムの1曲め、Out of the body です。ハケットさんのパワフルなギターが響き渡りますよ。その後、4曲めまではアルバム"Wolflight"から。
ハケットさんのワンマンショーという感じでしたが、ベースのブロンズロングヘアーのおねえさんが面白い。巻きスカートにハイソックスで、ダブルネックギター&ベースまで抱えて、派手なアクションで演奏してます。
と、演奏中はずっとベースは女性と思っていたのですが、後日調べてみると、なんと男じゃん!^^; ベッグスさん中性的すぎ!
5曲めは知らない曲(アコライトから)で、その後のイントロ、こ、これは、シネマショーだ。
いつの間にかボーカルが登場、歩き方がアンドレ・バルゼエおじさんに似て独特の雰囲気を醸しています。そしてその歌声にびっくら、ピーター・ガブリエルのそっくりさん^^;
隣の針生さんと、「オーディションで見つけてきたのかな」などと話してて、ガブリエル似の歌声のボーカリストが何人も集まってオーディションしている姿を想像したら思わず笑ってしまいました。
次はななななんと、幻惑のブロードウェイ!客席もハケットさんのソロナンバーよりもジェネシスナンバーの方が断然盛り上がり^^;
Genesis Revisited Tour ってこういう面子でやってたんだね、もっと早く行きたかった。
そして最後までオールジェネシスナンバー、Firth of Fifth も最高、楽しかった。
スティーブ・ハケットのセットリストはこちら。
1. Out of the Body
2. Wolflight
3. Love Song to a Vampire
4. Loving Sea
5. A Tower Struck Down
6. The Cinema Show / Aisle of Plenty
7. The Lamb Lies Down on Broadway
8. Can-Utility and the Coastliners
9. Dance on a Volcano
10. Firth of Fifth
トリはいよいよキャメルですよ。このツアーの前にキーボードが新しい人になったそうです。公式サイトによれば盲目のマルチプレーヤーとのこと。
キャメルの来日メンバーはこちら。すっきりと4人編成。
Andrew Latimer (G,Vo,Flute)
Colin Bass (B)
Denis Clement (Dr)
Peter Jones (Key)
オープニングは Never Let GO! ラティマーさんの染みるギターから、ボーカルは誰だろ?おぉ、新加入のジョーンズさんですよ。
リチャード・シンクレアばりの味のある歌声です。
続いてミラージュからホワイトライダー、いやー、いいなー、いいなー。
ムーンマッドネスの曲も、こちらも好きな曲ばかり。
ラティマーのギターは、ホントに心に染みます、ディープエモーション。
難病の骨髄線維症にかかり、骨髄移植を経て復活、まさにフェニックス。
そしてラティマーがレスポールからストラトに持ち替え、フルートを手に。
Rhyader、いままで聴いた中で一番力強いフルートの音色です。
会場も私も興奮のピーク!
ジョーンズさんのキーボードプレイも素晴らしい、ピーター・バーデンスに優るとも劣らない素晴らしいプレーでキャメルの曲に入り込んでいます。聞けば生後15ヶ月で光を失った不遇の身、それがこんな天才的なプレイヤーになるまでには大変な苦労があったと想像すると目頭が熱くなります。
そしてラティマーのギタープレイは終始、魂がこもってましたよ。
ベース、ドラムのリズム隊も一糸の乱れを感じさせない演奏。まさにプロ、これが一流バンドの実力。
アンコールは Lady Fantasy。
観客は総立ち、4人ともこの日いちばん鬼気迫るプレイでライブは終了。
いやぁ~~、良かったぁ~~。
キャメルもスティーブハケットバンドも原始神母も最高でした。
来年もプログレフェスやってください、楽しみにしてます。
キャメルのセットリストはこちら。
1. Never Let Go
2. The White Rider
3. Song Within A Song
4. Unevensong
5. Rhayader
6. Spirit of the Water
7. Ice
8. Mother Road
9. Hopeless Anger
10. Long Goodbyes
en:
11. Lady Fantasy
[日比谷野外大音楽堂]
東京都千代田区日比谷公園1−5