*** 7/9

○ドイツ 7-1 ●ブラジル

ネイマールが負傷欠場のブラジル。エースの欠場は大きいけど、こういうときにカバーする選手が出てくるのがブラジルの層の厚さ、ドイツとも互角の試合をすると思ってた。しかし前半コーナーキックからミュラーがフリーになっての失点、マークがルーズになっていたのはブラジルらしくない。1点を追うブラジルは当然攻撃的になるも、パスがつながらない、なんかおかしい。ゴール前のパスがことごとくドイツにカットされている。これまたブラジルらしくない雑な攻撃。こりゃ相当苦戦するんじゃないかと思っていた矢先、右サイドから崩されてクローゼのゴール。守備も統制がとれていない、チアゴシウバの欠場の影響が大きい?これで前のめりになったブラジルはDFの数が少ないところをドイツに的確につかれて、あれよあれよという間に5失点。こういう大量失点はよくあるけど、まさかブラジルがと驚き。しかも前半、リスクを冒して前に出る時間でもないのにこれだけ崩れるのは信じられない。地元優勝のプレッシャーのせい?ドゥンガみたいなのがいれば違ったのか?とにかく不可解なブラジルの破局でした。クローゼの2点目、いやミュラーをフリーにしたところで勝負はついていたのかもしれない。

後半はブラジルにとって辛い時間だったはず。観ている方は惰性になりました。それでも追加点を奪いにいくドイツには、クーラー一杯になるまで釣っても道具を仕舞わないツリオヤジと重なるものがありました。ドイツ決勝進出で、東西統一になってからは初めてのW杯優勝だけに、モチベーションは高そうです。

*** 7/10

○アルゼンチン 0-0(延長0-0,PK4-2) ●オランダ

前半はどちらも中盤のスペースを消して相手の攻撃の芽を摘む展開。中盤のプレッシャーが強く、守備は数的優位を作っているのでメッシやロッベンも自由にプレーできない。特にアルゼンチンは中盤のプレッシャーが強烈でオランダがボールキープしていい攻撃の形に持っていけることがほとんどなかったように見えました。何度かあったセットプレーからのチャンスを生かせた方が主導権を握りそうな展開。膠着状態で0-0で前半終了。スコアレスだけど、見てて退屈しない45分でした。

後半戦もリスクマネージメント優先の展開。それでも時間とともに徐々に運動量は落ちてきた。イグアインの裏を取る動き、ロッベンのドリブル突破とチャンスはできたけど、決定機に至らずスコアレスで終了、延長戦へ。

延長戦もお互いの守備陣は崩れず、最後まで集中力を保持した高度な内容のゲームでした。ワールドカップの試合らしい、あっというまの120分でした。
PK戦でアルゼンチンが決勝進出。オランダ悲願の初優勝は今回もならず、オランダに優勝して欲しかった、残念。

しかし、決勝はドイツとアルゼンチン、欧州と南米の対決となったことは良かったです。3位決定戦も好カードですね、時間とれたら観よう。

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