さて6/1,2はミッションレス&親子エンジョイレスな週末、ちょうど良いチャンスなので釣りと二郎の道央ツアーに行こうと決めました。
北海道に行ったことはなんどもあるんだけど、北海道で釣りをしたことはないです。

とうぜん北海道の釣りは予備知識がナッシング、港もよくわからんし、いつどんなものが釣れるのかもほとんどわからないレベルです。
東北の釣りなら仙台アングラーズがアテンドしてくれたり情報提供してくれるんですが、今回は自力で行ってみましょっか。

そんな状態でも、今の時代はホントに便利です。Googleで北海道、船釣りで検索して、出てきた港を順に検索して、出てきた船名をまた検索して、と探してみると、あっちこっちで面白そうな釣りを発見。

土曜出発の月曜帰宅、2泊3日にしましょっか。
そうすると2回~3回は船に乗れるな。
移動量や釣り時間を考えて、石狩→小樽→苫小牧、というコースに決定!

その第一弾、石狩新港からの夜釣りです。狙いはクロソイ。
14時にホテルにチェックインし、ちょっと休んでから石狩に向けて出発です。
車で一般道を通っても40分ほどと近いですね。

ネットで探した石狩新港のたつみ丸。
出船は18時、集合は17時でした。

タックルはこちら。ABU7500C3にシマノ海攻ワラサ270。

これはオモリに合わせたタックル。
予約の際にオモリの号数を聞くと、150号。
これにはちょっとびっくり、マゾイならともかくクロソイでは重い。
水深は?と聞くと、海面からの棚取りで20mくらいだという。
なんでそんなに浅いのに150号なんて使うんだろ?(船に乗ってからわかりました、後述します)

150号をしょえる竿はたくさんあるんだけど、ほとんどがワンピース。
ワンピースじゃ持ち運び(というか宅急便)が大変なんで、ワラサ竿をチョイス。
水深は浅いので手巻きでいいや、と7000番をチョイス。

ここいらは釣り人が餌持参というケースが多いのだけど、今回は女将さんに頼んで用意してもらいました。
コイカとホタルイカ。

コイカはスルメの小さいの、こっちでいうムギイカですね。

仕掛けは自分で結んでいこうと思ってスペックを聞いたのだけど、「説明するの難しいし、いろいろコツもあるからうちの使ったらどうでしょう」と言われ、そんならお願いします、と仕掛けも頼んでおきました。

ここらへんの電話応対は女将さんなんですが、とても親切丁寧でした。

この日は10人。定員ですが、釣り座間隔は広いです。
席決めはじゃんけんで、私が勝ったので大ドモに入らせてもらいました。
上の写真みに見えるのが船長さん、そう半袖ですよ^^;
この日の道央は真夏のような暑さ、それでも夜は冷えるので、ヒートテックにトレーナーを着込んでその上にはカッパ。関東でいうなら、3月末~4月頭くらいの服装で乗船しました。

キャビンはテント式、テントキャビンの船は呼子の大慶丸以来かも?

これがキャビン内です。
味があっていいですねー(^^)

で、船長からもらった仕掛けですが、胴付き3本針。触った感じでは、幹16号1.5m、枝12号80cmってところかな。
針はネムリではなく、ヒラマサ針の18号くらい。接続はクロスビーズに小型ビーズを組み合わせた方式。

出船です。

初めての海に出るのはどんな時でもわくわくしますね(^^)

晴天で風も弱く、いい凪ですよ。
船は北へと進みます。

あろうことか、ここでWG-3が突然の不調(-_-)。
モニターの電源がつかなくなってしまいました、なんてこったい!
CX-6は車の中に置いてきちゃったし、こっから先はスマホの写真なので汚いです。

ポイントまでは行程40分ほどで、際から沖へと順ぐりに根を探ってくようです。
船長の指示棚は海面から20m、根ガカリに気をつけてということ。
なんで上からの棚取りなのに根ガカリに気をつけるんだ?というのが疑問だったんですが、どうも高根を越えたりする場合があるようです。その際に、オモリが根にあたったりすると引っかかるみたい。
なので、通常はオモリが底を浮くような棚指示がでるんですが、それでも高根対策として竿先に注意する、ということのようです。
わたしは根ガカリ嫌なので(オモリひとつしか持ってかなかったし^^;)、指示棚より上を攻めました。そのせいか、オモリが根にあたりことは一度もなし。

基本的に置き竿の釣り。人によっては誘いを入れてます。
餌はコイカとホタイルイカの他に、オオナゴを持ってきてる人もあり。
水中ランプは少数派、わたしは付けてみたけど、あまり関係なさそうなので途中から外しました。

船の流しは、根の上に止める方式。
それでもゆっくり船は流れ、それをリカバリーさせるため船を前後に動かします。
この時に筋も変えているような感じだったんだけど、それは船長に聞いてないので不明。
潮はけっこう流れているんで、船の前後左右の動きがけっこうあります。
これが、20mの浅場で150号を使う理由だと思います。

最初の流し、まだ明るいけど船ではポツポツとアタリがきて、40cm前後のクロソイが上がります。
私の竿にも、ガツガツッ!とアタリ。しかし、針がかりしない、あれれ?
指示棚に合わせたり、高めにとったり、誘いを入れたり、あれこれとやってみますが、どうもアタリが少ないし、あたっても針ガカリしないです、なんで?

釣っている人はオオナゴを使っているようです。
コイカとホタルイカを使っているわたしは、餌が取られる場合もあり、しゃぶられる場合もあり、でも針ガカリしない。
餌の付け方に問題ありかなと思い、いろんな付け方を試してみるけど、効果なし、アタリはあるけど食い込まない。
となると、竿かな?みんなけっこうゴツイ竿です、それに対して私はオモリ負けするくらいのしなやかな竿、こっちの方が食い込み良さそうだけどな...

頭の中はクエスチョンマークだらけになって、時間だけが過ぎていきます。
活性悪いのか、餌がマッチしてないか、とわからないまま、とりあえずこういう場合は餌を小さくするのが体に染み付いた方法。
それまでコイカを一杯掛けしてたのを、ハサミで短冊に切ってつけてみます。
すると、やっと針ガカリ。

35cmと小型のクロソイを初ゲット。
その後もぽつーんぽつーんと掛かって3尾。型は35-40cmくらい。
しかし、北海道まで来て、こういう姑息な釣りするってのもなんだか情けない^^;ので、この後はイカ短はやめて一杯掛けに戻します。ビッグベイトビッグフィッシュ狙い。

で、置き竿の穂先をみていると、ふっともたれる動き。
あれ?と思ってすかさず合わせてみると、ゴゴゴン!40オーバーの良型ゲット。

もしかして、こいつら居食いしてたんじゃないか?
ガクガクッと出るアタリは逃げるときで針ガカリしないのは、シロギスのブルブルアタリと一緒なんじゃないか?
その後は、モタレアタリに即合わせ作戦で、絶好調。

サイズもアップして、バケツも埋まっていきますよ。

9尾めのアタリは、モタレではなくて置き竿の穂先がズドン!と入りました。一発食い込み。
こりゃでかいですよ、きつく締めた7500C3のドラグが滑るくらい。
浮いてきたのは2.3kgのこの日いちばんの大型クロソイ。

写真を船宿HP用から拝借。

もうこれで満足、いつ上がってもいいや。時間は22時くらいかな、いつまでやるのと聞いてみたら、23時までやるという^^; んー、次の日も釣りであまり寝る時間がなくなるけど、楽しいから問題なし。

ガヤ(エゾメバル)も釣れました。
30cmと、この魚では大きい方。北海道サイズのガヤです。
煮付けにすると、身がしっとりしていて美味しいですよ。

結局、少し延長戦もやって帰港。
わたしはクロソイ11尾にガヤ交じり、満足な釣りとなりました(^^)

船代はなんと驚きの7000円(餌氷別)、それに餌代が1300円ちょい、仕掛け代が700円で、しめて9000円にしてもらいました。

たつみ丸は、4月~11月は石狩港、12月~3月は室蘭港から出船します。
女将さん、船長さん、とても感じの良い方々でした。今度は室蘭から乗せてもらいたいな(^^)

家に帰ってから2.3kgのクロソイを捌いたら腹から真子がたくさん。

[石狩新港 第18たつみ丸]
http://www.tatsumimaru.net/index.html

船付場に集合↓

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