スピニングマダイ(スピニングリールしゃくり、ひとつテンヤ)の流行はとどまるところを見せず、御宿、大原に端を発し、勝浦、行川、飯岡、日立久慈と拡大。さらに2010年になって鹿島、江見、東京湾、那珂湊でも開始となりました。

今回いった那珂湊は、スピニングマダイを始めた港の中ではもっとも新しい、かも?



ロッドはアルファタックルからの新製品、夢人テンヤ真鯛GAME255
スピニングマダイ用のロッドは、これまで気にいったものがなかなか見つからなかったんだけど、これは穂持ちの張りがあって私の好みにぴったりです(^^)。



テンヤはラバーテンヤ(マウステンヤ)。
餌は持参の花エビ、、、だったんですが。



なんと、船では活きエビが用意されていました^^;。
船長が自分で曳いて捕ってくるそうです。



今年は水温が低く、まだエビが小ぶりだそうです。
せっかくの活きエビなので、こちらも使いましょう^^;。

釣り場までは行程20分ほどの近場、水深は35m。
パラシュートアンカーを入れるスタイルです。

船長の指示棚は、海底から10m以上。
中層にいるマダイを狙います。
水深はあまり変わらないので、途中からは海面からの棚取りにしましたよ。洲ノ崎の手バネマダイみたいな釣り方です^^;。

最初の流しは活性も高く、底から棚を切っている5mでコツンとラバーを引っ張るようなアタリ。これは針ガカリせず。
さらに底から10mほどで誘っていると、カツンというアタリで針ガカリ。引きはマダイっぽくなく、途中で針外れ。たぶんハナダイでしょう(後ろの人がハナダイあげてた)。

朝の流しで800g-1kgのマダイが2枚上がったけど、その後は潮が弛んでマダイのアタリは遠くなりました。



海はこれ以上ないというくらい良い凪ですよ。

反応は10-15mの間にぽつぽつ出るようです。
しかし、潮が止まると反応あってもマダイは食わない。
これはエビタイでもコマセダイでも同じ、マダイの気難しいとこ。

まわりでメバル、カサゴ、アイナメが上がってます。
底を狙いたい誘惑にも駆られたけど、ここは辛抱。
待ち棚は絶対に底から10m以下にはせずに頑張ります。



しかし、潮は動かない、アタリはない。
そんなときはお弁当です^^;。
やっぱ茨城に来たら納豆だよねっ!(^^)

5mから誘い上げ、20mから落とし込み、止めて待つのは、10m, 11m, 12m...
いろいろな誘いを組み合わせて、ひたすらマダイからアタリを待ってると、底から15mでやっとアタリ!

こんだけ高いところで食ったんだから、絶対マダイだ。
と、思ったけどなんか引きが違う^^;。



クロソイでした。
底から15mも浮くんだねー。



釣り上げた直後、イワシやイカを吐き出しました。
中層のイワシの群れに突っ込んでいるんでしょう。

さらに高く高く、海底から20m(水面から15m)まで狙います。
そして底から15mでまたアタリ!
今度こそマダイだろう、と思ったけどこれも引きが怪しい。



ホウボウでした。
これもイワシを追って浮いてきたのかな。



ラバーテンヤの親針がっちり。
ちなみに重さは14g(4号相当)です。

そして沖上がり間際、やっと潮が動いてきて、トモでキロ半のマダイが上がりました。棚はやはり底から10mとのこと。
ここは最後のチャンス、誘いのパターンをすべて駆使し、アタリを待ちます。
が、マダイのアタリは来ないで沖上がり、残念!

この日のトップは3枚でしたが、スピニングマダイは初めて、貸し竿の人でした、テンヤも8号。
初めての人が有利なのは、ビシマはじめエビタイ全般に言えます^^;。



那珂湊のかもめ丸は、若船長が中乗りさんやってて初心者でも面倒みてくれます。
船長も人あたりがいいし、一見さんの私も気持ちよく釣りができました(^^)。

しかし、この日は大鯛は出なかったですが、けっこうでかいの釣っている船もあるようです。
漁師もいまがマダイの水揚げの盛期で、前夜の流し網量では300kgのマダイの水揚げがあったとのこと。この日も反応は広範囲にありました。
釣れているうちにもう一度行きたいな。

あ、そうそう。持って行った花エビが余ったので、若船長に「これどうぞ、今度新しく発売された頭のとれにくい冷凍エビです」とプレゼントしたところ、「あ、これうちでも注文しているんですよ」と、すでに活きエビのないときの餌として注文していました。
那珂湊でも花エビは注目されているようです(^^)。

[那珂湊港 かもめ丸]
http://www.mito.ne.jp/~kamome/
船付場↓に集合。信号から赤沢釣具店の向かい側あたりに港入口があります。


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