
各船宿の告知で御存知かと思いますが、今日は全国の釣船が一斉休業です。
遊漁船だけでなく、職漁船(漁師)もお休み。
というより、職漁船のストライキに遊漁船も(渋々or喜んで)従ったという感じ。
最初にこの話を聞いてびっくりしたのは、全国一斉ということ。
通常、漁協は県ごと、あるいは地域ごとで色々な決め事をしています。
それは操業時間であったり、漁場の区分であったり、禁漁期の設定であったり、いろいろなこと。
このようなルールは、全国スコープではなく、せまい地域で適用されるルールでした。
それが今回は全国一斉行動ということにびっくりした。いままでこんなこと記憶にないです。
漁協ヒエラルキーの頂点に立つのがJF全漁連という組織。
この存在も寡聞にして知りませんでした。
HPはこちら → http://www.zengyoren.or.jp/
このサイトに「全国一斉休漁にご理解をお願いします」という告知がされている。
http://www.zengyoren.or.jp/oshirase/pdf/kyuryo.pdf
読んでみると、水産物資源の重要性や、燃油高騰による打撃が説明されています。
これらは小学生でもよくわかる。燃料が値上げしたら経費がかさんで漁師さんは大変だ。
で、わたしの知りたいことは、今回の全国一斉休業によって、何を要求したいのか?
実はこれがわからない、何も書いていない。
書いてあるのは、
「 我々は、この窮状を政府及び国民の皆さんに訴え、理解を求める
ため 【中略】 政府がこうした現状に対処して、わが国の漁業
存続のための有効な緊急対策を講ずるよう強く求めるものであります。」
ということだけ。
もっと具体性のある要求しないと効果が少ないんじゃないかな、と思った。
トウチュウには漁業者向け燃料代の減税など補填を求める、と書いてあるけど、肝心のJF漁連のサイトでは具体的な要求は書いてない。
もしかしたら、今日の日比谷野音で明確な要求項目が出るのかもしれないけど、それにしたって、国民のみなさんの御支援をと求めているんだから、何を要求するかは事前に明確にしとくべきだと思う。
わたしは遊漁船の船長さんたちには、とってもお世話になってるんで、この行動を理解したいし応援もしたいんだけど、いま得ている情報だけでは何を支援したらいいかもわからない。
今回の大掛かりなストライキでは、私のような勤め人が一生かかっても稼げないくらいの大きなお金の損失になるのは必至でしょう。
そこまでの犠牲を払ってストをやるからには、「大変だ、厳しい」というだけでなく、政府にどうして欲しいかをはっきりさせるべきだと思う。
例えば、釣船用の揮発油税を半減してくれとか、漁業経営安定特別対策事業を政府が肩代わりしてくれとか。
要求が政府に対してではなく、われわれ消費者相手でも別に構わないと思う。
たとえば、釣り船にサーチャージ制を導入するとか、操業時間を1時間減らして燃料削減をするとか、などなど。
賛否両論は出てくると思うけど、その前に要求を明確にしないと議論にもならない。
今回のストが単なる泣き言を主張するだけで終わらず、大いに有効な結果をもたらしてくれることを願っているのだけど...はなはだ心配です....。
結果に注目しましょう!!

☆今日のオマケ☆

ストライキの前には二郎系を食べるとスタミナつくかも?^^;
東上野の麺徳で、ぶた玉子入りつけ麺だそうです。
つけ汁のどんぶりが野菜とブタとで飽和してますよ、麺もなかなかの盛りでこりゃ旨そうですな。
