古都大好きの元ギャル、タイノエちゃんが金沢のお土産をくれました。
前から一度食べてみたかった、フグの卵巣です(^^)。



釣り人なら誰でも知っていることだと思うけど、フグの卵巣、肝臓には猛毒があります。食べたらイチコロ。原材料に使われているゴマフグも例外ではありません。



その猛毒の卵巣を解毒するのが、上の工程。
なんと1年の塩蔵、1~2年の漬け込みで毒が抜けます、これには村雨兄弟もびっくり(@_@)。
さらに詳しくは、こちらのサイトで。



これは食べ方。薄くスライスしてそのまま食べるか、軽くあぶるか。



もちろん合わせるのは日本酒だよねっ!
福島の大七は私が大好きなお酒のひとつ、力強いお酒です、きっとフグの子にも合うに違いない。



粕を落としたところ。この卵巣、かーなりでかいですよ。フグのサイズは40cm以上はゆうにあると思いますね、50cmくらいあるかも?
輸送中にひびが入ったようで、開けたら2つに割れましたが、ノープロブレム。



薄くスライスしました。



ズームインしたとこ。ルックスはとびこに似てるかな?

酒粕の香りが強烈にきます。
さて、箸でつまんで、口に入れてひと齧り。
しょっぱい~(^^;)。
日本酒をぐびっ、ウマ~。
またひと齧り、しょっぱ~^^;、また日本酒ぐびぐび~、ぷはーっ!(^^)。
真子の風味は粕に負け気味ですが、日本酒の肴としてはうってつけですね。
大七は四合瓶だったので、すいすいーっと空いてしまいました。

焼きアジや豆腐など他の肴もあったけど、上の写真のスライスが2切れ半で日本酒四合いけますね。
食べきれない分は、翌朝のご飯に乗せたり、お弁当のご飯にまぶしたりして、まだ楽しんでます。

タイノエちゃん、ありがとー!!

***

さて、ちょとフグの料理について注意書きを。
フグに毒があるってのはわたしゃ常識だと思うんですが、それでも毎年何人かが、フグ中毒になるんですよね^^;。その原因は、ひとえに無知のせいだと思います。フグ料理屋があるんだから、じぶんちでじぶんで捌いてフグ食べても大丈夫だろう、という思考のせいじゃないかと思うんですよ。それで知らずに毒のあるとこ食べちゃって中毒起こしちゃう、と想像してるんだけど違うかな?。

まずは、フグの毒がある部位についての正しい知識を得ましょう。
ここのページがわかりやすいかな。
http://research.kahaku.go.jp/zoology/uodas/fish_in_focus/toxin/

身はほとんどのフグが無毒、食べても大丈夫。
しかし、皮や白子は種類によって毒があるものとないものがあります。
さらに、卵巣や肝臓は、ほとんどのフグが猛毒、食べたら逝っちゃいます。

この、ふぐ子粕漬で食べる卵巣や、臼杵フグで食べる肝臓は、例外中の例外だと思うべきなんですね。特殊な加工や特殊な育て方のフグでない限り、肝臓と真子(卵巣)は食べてはダメ。そして、フグの正しい見分け方と、正しい毒部位の知識を持たないと、皮や白子(精巣)は食べるべきではない、と言えます。

あと、ツリオヤジの場合特に間違いやすいのが、アカメの白子。上のURLにある表では、アカメフグの精巣は無毒となっていますが、実は釣り人(特に関東)がアカメと呼んでるフグはヒガンフグなんです。ヒガンフグの精巣は食べたらアウト。ちゃんと和名と地方名の違いまで理解しないといけません。

まあ、最近では多くのフグ専門船ではフグの毒部位を取り除いてくれますんで、知識と技術を持った人に任せるのが一番だとは思います。
陸っぱりあるいはフグ専門船以外で釣ったフグを自分で捌こうという場合には細心の注意が必要です。曖昧な知識で料理するのは止めるべきでしょう。

不必要に怖がる必要はないけど、きちんと知識を得ることは大切なこと。
まあ、こんなことはフグに限らず何でもいっしょなんすけどね。

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☆今日のオマケ☆

これを書いているときに届いたメールは、、、やっぱり、センセイからですよ^^;。
京急川崎店、大ぶた、野菜ましまし。
いやぁ、相変わらずの盛りですねぇ、わたしもそろそろスマイリー店主の顔を見にいきたくなってきましたよ(^^)。

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