えーと、わたし特にこのバンドが大好きってわけでもないんですが...^^;。
生まれて初めていったロックコンサートが、このバンドなんです。

最近このブログで多い^^;昔話をちょろっと。

中学生の頃って、ビートルズとかスージークアトロとかクィーンとか、昼のFMで流れる曲、というかFMで特集やってるアーティストをカセットテープ(時にはオープンリール)に録音して聴いてました。
高校生になって、友達(もちろん男)からコンサートに行こうと誘われた。そのバンドがレインボーでした。時は1977年の冬だったと思う。もう30年前だね。

レインボーは、ブリティッシュハードロックのビッグバンド、ディープパープルのギタリストだった、リッチー・ブラックモアが中心となったバンド。コンサートに行くまでは、あまり曲は聴いたことなくって、よくわからないままに武道館へ足を運んだ覚えがあります。席はアリーナのまんなかくらいで、けっこう良い席。

前座は四人囃子でした。あとから思えば豪華な前座です。
四人囃子の演奏が終わり、いよいよ真打登場。
館内が真っ暗になって、ステージ上に巨大な虹が浮かび上がる。オズの魔法使いの主題曲が流れ、少女の声で We must be over the rainbow...のセリフがエコー。

いきなり目の眩むライトが点灯し、Kill the king が始まった。

もう、これは凄い刺激だった。リッチーブラックモアがストラトをガンガン弾きまくる。コージーパウエルは、まるで雷神のようにドンドコたたきまくり。そしてロニージェームズデュオが歌いはじめるともう興奮はレッドゾーン。これはすごかった、びっくりおろおろ。大音量の中でトランス状態。
曲の始まりと同時に、みんなステージ前に殺到する。私も押されて流されて前に前に。
もう押し合いへし合い状態。隣の奴からひじ打ちがきたらやりかえす。ガードマンなんていないようなもん。

それから、コンサートが終わるまで立ちっぱなしでした。いま思い出しても、あんだけ興奮したコンサートはないです。

と、強烈な思い出があるレインボーのコンサートなんだけど、こんなコンサートはこれが最初で最後でした。

その後、レインボーの札幌公演で死者が出てしまいました。
観客がステージ前になだれこんだ時に転倒した少女が圧死。
痛ましい事故でした。主催者と警備の緩さが非難されたことは言うまでもありません。

それから、警備は桁違いに厳しくなりました。その後にスコーピオンズやジュダスプリーストのコンサートなどにいったんだけど、立ち上がることさえ禁止。すぐに警備員が飛んできて座らされました。警備員の数もやたらに増えたし。
それでもステージ前に駆け出すチャレンジャーはいたけど、すぐに警備員につまみだされました。
音はハードでも観客はおとなしい、そんなコンサートがしばらくの間続くことになります。

いまでも、kill the king を聴くとこの時の様子が鮮明に思い出されます。

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