結婚してから50年目の記念日は金婚式、25年目の銀婚式は有名ですが、
20年目は何か知ってますか?
20年目は磁器婚式です。磁器ってというと...割れやすいって意味かな?^^;
で、結婚記念日の本場(?)イギリス流に言えば、China wedding。
ちなみに、Wedding china だと、引き出物の磁器という意味だそうです。

昨日はその結婚記念日。
珍しくカミさんと二人で外ごはん。とうぜん子供らは留守番です。

しかし、結婚式挙げたのがついこないだだと思ってたのに(ほんまか^^;)、あっという間に20年も経っちゃいました。
よくこんだけ長い間一緒にいられたもんです、我ながら感心感心。
カミさんは釣りやんないし、ロック聴かないし、サッカー興味ないし、将棋できないし、阪神嫌いだし、ワインも飲まないし、ことごとく趣味が合わないんですが、この性格の不一致性が、長持ちする理由かも?
まあ、いつまで一緒にいるかわかんないすけどね、熟年離婚も増えてることだし(笑)。

さて、区切りがいい年なんで、ちょっと懐かしいお店でも行こうか、と向かったのは関内にあるドイツレストラン、アルテリーベです。

ここのお店、結婚前に来たことあるんですね、21年前くらいかな。
当時わたしは就職したばっかの若造だったんですが、ちょっと背伸びして来たお店です。わたしもかみさんもドイツが好きだった(その理由は異なり、私はサッカーとビール、かみさんは古城に興味あり)んで、じゃあドイツ料理を食べにいこう、って理由でこの店を選んだことを覚えています。

そんな昔のお店が、いまだに健在ってことはなんとなく嬉しいもんです。
店の雰囲気はちょっとだけ変わってました。お店の人に聞いてみると、7年前に改装したとのこと。広く明るい店内になってました。

上の写真はカミさんのアペリティフのシャンパンで作ったカクテル(名前失念^^;)、右に少し見えるのはわたしの黒ビール。



ここの店で、ひとつ忘れられない思い出があります。
それが、ワインの試飲(ティスティング)ができなかったこと。

当時は社会人なりたてで、外でワインを飲むなんてことはありませんでした。
飲みにいってたのは、居酒屋やサントリーバーばかり。
コース料理なんて食べたのは高校の修学旅行以来かな^^;。
ワイン係(ソムリエ)の人が、グラスにワインを次いで私の前に置き、「しいんしてください」と言ってきた。
「...しいん??」わたしはその言葉を知らない、どうしていいかわからなかった。
ちょっと気まずい沈黙の後、ワイン係のおじさんが「味見して確かめてください」と教えてくれて、ようやくやるべきことがわかった。
で、そのときは、彼女(かみさん)の前で、自分の無知がさらされたようで、なんか恥ずかしくて悔しかった。今でもその時の気分をはっきり覚えてる。
かみさんに聞いたら、ぜんぜん覚えてないみたいだけど^^;。

そして20年が経過して、すっかりオヤジになったこの日は余裕のティスティング。
匂いだけでOK出ししちゃおうかな(ブショネのチェックなので飲む必要は無し)とも思ったけど、キザっぽいからそれはやめた^^。

上の写真がそのワイン、2本もティスティングしちゃったよ。
なんか20年前のもやもやがすっきり晴れたようで、嬉しかった。

料理もワインも美味しくて、楽しい夜を過ごせました。
帰り道の記憶は飛んで、かみさんに置き去りにされて、なぜか駅のベンチで目が覚めたけど^^;。

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