6月に訪れた古市商店、アリランラーメンの感動をもう一度と行ってきました。
今度のターゲットは、そう、みそアリラン
通常のアリランとは生産ラインを異にするため、待ち時間は覚悟の上。

豊浜からクロムツ、オニカサゴのリレーでへとへとの帰り道、たまらず道の駅の駐車場で1時間の仮眠。そして古市商店に着いたのは15:00過ぎ。

昼時を外したせいか、それとも小雨模様のせいか、客は10人足らず。そしてラーメン待ちの客が4人のみ。これはもしかして、次の生産ロットは私からか?
しばらくすると、待っていた4人のラーメンが次々に運ばれてきた。
残る客は私一人だ。なんたる僥倖!
これで誰にも気兼ねせずに、味噌ロットを注文できる。
(ここらの事情はこちらの日記を参照ください)

おばあちゃんと目が合った。
おばあちゃんは変わらぬ声で、「なんにする~」ときた。
「みそーありらーんちゃーしゅーちゅう!!」
すらすらと注文の詠唱を終えたとき、一瞬空気が澱んだ気がした。
おばぁちゃん、何かをチェックしている。なんだ?
「みそ、終わっちゃった」

な、なんと。
味噌が終わっちゃうことがあるのかぁあああ!!!

目の前がまっくらになった。どうしていいかわからない。

「ごめんねぇ」、おばあちゃんの声で我に返った。
わたしはきっとこの世の終わりのような顔をしていたに違いない。
おばあちゃんの、すまなそうな声と心配そうな表情がその証拠だ。
いかん、こんなことでお年寄りに心配をかけてはいかん、この未熟者。

気を取り直して、
「じゃあ、ありらんちゃーしゅーちゅー、おねがいしまーす!」
辛さわぁ?の問いが終わるまもなく「からくして~!」と応答した。
おばあちゃんからの「からいけどいいのぉ~」の確認は無かった。

そう。アリランチャーシューの辛バージョンも、いつかは食べなければいけない一品だ。それが味噌と順番が変わっただけだ。私の心は平穏を取り戻した。

おばあちゃんは、私一人分のにアリランチャーシューを作ってくれた。
そして出てきたのが上の写真だ。

こ、これは、、、、???



竹岡式と勝浦式の融合かもしれない!?

アリランラーメンは、真っ黒で濃い醤油ベースのスープ、これがワイルドなチャーシューの風味が合わさり、ごろごろと入っている玉ねぎが特徴だ。ここまでは竹岡式と共通項。

さらに辛口になると、ラー油の量が半端じゃなく増えている。上の写真からわかるように、レンゲのスープの中には、ラー油の層が形成されているのだ。これはまさに勝浦式タンタンメンと共通項ではないか?

つまり、アリランラーメンは千葉の地ラーメンの総帥と言えるのでは?

なーんて、しょうもないことを考えながらラーメンを口に運ぶと、

やっぱ旨いっ!

きて良かった。



麺はこんな感じの中太のナチュラルウェーブ麺。これが濃いスープと絶妙に絡んでうまいうまい。

ごちそうさまでした。

次こそは味噌アリランだっ!



[古市商店]
千葉県長生郡長南町山内
11:00-18:00 水曜休
古市商店/アリランラーメン

わたしもみそアリラン食べたいっ、って人は応援のクリックを
↓↓↓
にほんブログ村 グルメブログ ラーメンへ