
ドアを開けると「いらっしゃいませ」の声。
ここまでは普通。しかし、その後は席への誘導もお水だしも注文取りもないです。
客は空いてる席に勝手に座る。
そしてこのお店、メニューがないです。
いや、厳密に言えば調理場の壁の上に貼ってあるんだけどすすけて見えない。
客はあらかじめ注文を決めておいて、席に座ると同時に声を発します。
注文の呪文は、、、なんだっけ。メラ?ホイミ?ラリホー?いや、違うな…冷たい奴だ。
「ヒャド!」「………」
店のおばさんは反応なし。違ったようだ。
「ヒャダルコ!!」「………」
これも違う。よし、残りのMPを全部使って、
「ヒャダイン!!!」「ヒャダインいっちょー!」
おぉ!やっと通じた。
と、いつもより長い前振りをDQネタでしてみたのですが、上の写真は「ひやだい」です。
ひやだい、は冷やしそばに肉とネギが盛ってある、このお店の名物。
後から来る他の人も、席につくなり「ひやだい」「ひやにく」と注文する人が多いです。
この写真、うどんだと思ったでしょ?
実は蕎麦なんですね~、正真正銘のおそば。
もう太くてごわごわ。But,そば。
甘辛く煮た豚肉とネギとの相性は抜群。
定年になって趣味で蕎麦打ちを始めたお父さん。
「いやぁ、蕎麦打ちは難しいなぁ、こんなに太くうどんみたいになっちゃったよ」
お母さん「まあ、初めてなんでしょうがないわね、ほんとうどんみたい。でも、手打ちの蕎麦はやっぱり味があるわ、美味しいわよ、あなた」
てな感じの会話をしながら食べられそうな太さと硬さ。
これ読んだあなた、食べにいきたくなったっしょ?
もう、ブログネタにはうってつけ!
港屋や味奈登庵とええ勝負

ぶっといそばをわしわしと食べ終わった後に「そばゆちょーだいー!」って頼むと、アルマイトのやかんに入ったそば湯がもらえます。いやぁ豪快でええなぁ。
このそば湯で汁を割って飲んで、ごちそうさま。気になるお値段は900円です。

これが店がまえ。古くからある下町のお店って感じ。
入ったのは18:00過ぎ、地元の人っぽいおやじさん達で繁盛してました。

近くにはこんな神社も。思わずカメラでパチリ。
さて、なんでこの店にきたかというと、もちろん、浅草釣具での買い物のついで。浅草釣具からここまでは歩いて6,7分くらいかなー。釣具&極太ツアーができます。
そば好き、二郎好きなら一度は食べておきたいおそばです。
メニューは他にもたくさんあるようだけど詳細は不明
[角萬]
東京都台東区竜泉3-13-6
11:00 - 20:30 日曜休
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