午前のお仕事が終わって帰社、ちょうど昼ごはん時だったので新高円寺で途中下車しました(途中じゃないか)。かねてから行かねばならないと思っていた、昂神角ふじへGoです。

ここは今年の3月に開店したばっかりの新しいお店。ラーメンオヤジにとっては避けて通れぬお店です。大勝軒系か二郎インスパイアかよくわかんないけど、かなり戦闘的なラーメンを出してくれます。



この「腹が減ったらうちにこい!」のコピー。いいですねー、仕事したんでお腹空きました。

店に入って食券を購入。うま節めん(700円)に、トッピングは...少考して全部乗せ(300円)を選択。小ぶた+うずら卵+海苔になります。

食券をおばちゃんに渡して、野菜多目と言います。ここは注文ごとに野菜を茹でるので、あらかじめ野菜の量を申告するシステムです。
おばちゃん「2倍でいいですか?」。
せっかくなので、MAXにしたい。わし「4倍で...お願いします」。
おばちゃん「1kgありますが...?」わし、「は、はい...大丈夫です」
このやりとりを隣で聞いていたご主人、にこにこ顔でとても嬉しそう。

座って待ってると、「野菜、別盛りにしましょうか?」と声をかけてくれた。
別盛りだとなー,,,ビジュアル的に大人しいからなー。
「ひとつに盛ってください」
「かしこまりましたー。全部乗せで、野菜4倍だと普通の器に乗り切らないので、大盛りの器を使わせてください」と、にこにこ話しながらラーメンを作る御主人。

野菜をお湯から上げた。お、多い…。
スープにラーメンを入れて野菜を乗せる、乗せる、押す...ん?押してる??
なんと、野菜をギュッギュッ!と押して圧縮(可逆圧縮)してます。
そっか、そうしないと高く盛れないもんね、って納得してる場合じゃなーい。
「にんにく入れますかぁ?」と聞いてきた。「はーい!」と元気よく返事。
玉ねぎをざっくり載せて、その上に醤油漬けのニンニクをこんもり盛ってできあがり!

「はい、どうぞ~!」



逃げちゃダメだ。
逃げちゃダメだ。
逃げちゃダメだ。

昂神角ふじでは、野菜増しの場合には、別の器を貸してくれる。こないだの曽文のように、箸の付けどころに悩む必要はない。
器に野菜を移して、いただきまーす!
...う、うまい~、野菜が。
「野菜の器にスープ足しましょうか?」と気遣ってくれる御主人、良い人だ。

 野菜、野菜、肉、野菜、野菜、野菜、うずら、野菜、野菜、、、

てな感じで食べ進む。
麺が食べたい。しかし、麺は野菜のはるか下にある。

 野菜、野菜、肉、野菜、野菜、野菜、うずら、野菜、野菜、、、

と堀りながら食べる、まだ麺に届かない。

『ジャイアンツ』という映画を覚えているだろうか?ジェームズ・ディーンが油田を掘り当てて一攫千金を獲得する映画だ。しかし、掘っても掘っても石油は出ない、主人公のディーンは打ちひしがれる。

まさに私はその心境だ。いくら野菜を掘っても麺に届かない。
心が折れそうになったその時、箸の先に柔らかい感触が伝わった。
「麺だ!」
麺を引っこ抜き、むさぼるように口に運んだ。
う、うまい…。やっぱりラーメンは麺を食べないと。

 野菜、野菜、麺、野菜、肉、野菜、麺、野菜、うずら、野菜、、、

ペースが変わった。
後はいつものように、わしわしと食べ続けるだけだ。
ほどなく、どんぶりは空になった。



ごちそうさまでした。
写真の向こうに見えるのが取り皿(取り丼?)です。取り皿使ってラーメン食べたの子供の時以来だ。

ラーメン自体が美味しいので、こんだけの量でも食べ切れる。しかし、野菜がいささか多かった、苦しい。今度は野菜は2倍までに押さえよう。
大盛りは+100円だが、なんと3kgまで増加可能だそうだ(初回は600gまで)、おそるべし、昂神角ふじ。



「こちそうさま、美味しかった」とにこり笑って挨拶、御主人もにっこりと微笑んで「ありがとうございました」、心が通じ合った気がした。

近ければちょくちょく通いたい店だ。中央線沿線住人が羨ましい。

[昂神 角ふじ(こうじんかどふじ)]
杉並区阿佐ヶ谷南1-4-2
11:30-15:00/18:00-23:00 火曜休

昂神角ふじ [新高円寺]

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