携帯が鳴った、某釣り師(笑)からだった。なんでも、バトルをすることになったらしい。では、作戦を立てねばいけないな、道具も貸してあげよう。そんなこんなで緊急ミーティングのために桜木町へ。

さっそく向かったのは武蔵屋。野毛の名物飲み屋で、三杯屋という呼び方もされている。ここの店は、カップ酒を3杯飲んだらその日はおしまい、という掟がある。料理はコップ酒に合わせて出てくる。すっと入って「お酒で」とひとこと。後は勝手にお酒と料理が出てくる、という粋なお店だ。

一杯目、コップとともにおから、甘酢タマネギが出される。そしておねえさん(おばぁちゃんの場合もあり)が、慣れた手つきで鉄瓶から酒をこっぷになみなみと注いでくれる。表面張力の限界まで注ぐ技術は名人芸

コップ酒を口に運ぶ。
くぅ~~~、きた~~、絶妙の燗だぜぃ!
日本人で良かった~。



まるで昭和にタイムスリップしたような雰囲気。なんと黒電話がある。猫だって顔つきが昭和だ。

すぃーっとコップが空になって、2杯目は、納豆と鱈豆腐と一緒にやってきた。この鱈豆腐、コップ酒との相性を徹底的に追求した一品だよねー、酒も肴もうまいっ!幸せ。

そして3杯目。おしんこが運ばれた。ほんのりとした気分で、ゆっくりとグラスを空ける。あぁ、落ち着いたわぁ…。
この店は3杯でおしまい、それで満足。
お勘定は2000円。ごちそうさまでした。



これが店の入り口。看板もありません、普通のおうち。初めての場合はしっかり場所を覚えていかないと迷子になっちゃいますよ。

[武蔵屋]
横浜市中区野毛町3-133
定休日 土日月
武蔵屋 [野毛]

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