
千葉ラーメンクエストも、これまで内房の竹岡ラーメン、外房は勝浦式タンタンメン、釣りの帰りにローカルラーメンを食べ歩いてきましたが、いよいよボスキャラと戦える(?)ところまできました。それがこれ、知る人ぞ知るアリランラーメン、所在は千葉の真ん中山の中、まさに冒険ちっくな立地条件にあるラーメン屋さんです。
アリランラーメンはぐぐるとたくさんヒットしますので、詳しくはそちらをご覧になっていただくとして^^;、簡単に言うと、タマネギをふんだんに使ってこま切れ肉と炒め、にんにくやニラをたっぷり効かせてチャーシューの煮汁でスープを作ったスタミナいっぱいラーメンです。作り方のベースは竹岡式と似てるかな。特にアリランチャーシュー麺(上の写真)だと、美味なチャーシューが5枚乗っててボリュームたっぷり。

これがメニューです。普通のラーメンもある(しかも安い^^;)んだけど、誰一人として普通のラーメンは頼んでいませんでした。みなさん、*アリラン*です。

天井を見上げると、昔ながらの農家の梁に、なぜかスズメバチの巣が飾ってあります^^;;。
さて、厨房にはおばあちゃんが一人だけ。で、孫娘さん(と思われる人)が、お冷を出したり、器を運んだりしています。
ここでは、注文はおばあちゃんが聞いてくるまで待たなければいけません(のスたと一緒だね~^^)。
1ロット(だいたい5人分くらい)作り終わるたびに、おばあちゃんが「次の人?」と聞いてくるので、客は自分の座った順番を覚えておいて、一人ずつオーダーをします。
つまり、店に入ったら、自分の前に来ていた人を覚えておいて、その人達が注文し終わったら、自分の番なんですね。

上の写真は店の外見です。暖簾の「らぁーめん屋」の文字でラーメン屋とわかります^^;が、古市商店という店名はありません。外の椅子に座って待っている人の姿も見えます。ここの店には近年引っ越してきたとのことです。
さて、注文の仕方には続きがあります。アリランと味噌アリランは、一緒のロットでは作れません。鍋がひとつしかないためです。なので、最初の人がアリランと頼んだら、そのロットはすべてアリランになります。最初の人が味噌アリランと頼めばそのロットはすべて味噌アリランです。
もし2人でいって、二人が別々の注文をする場合には、どちらかが後のロットになることになります。なので、グループで来店したときは注文を統一した方が良いでしょう。
注文すると、おばあちゃんに量を聞かれます。「中」か「大」と答えましょう。
アリランの場合は、次いで辛さを聞かれます。「ふつう」「辛め」「辛くしないで」と言えば対応してくれます。味噌アリランの場合は、辛さは聞かれません。
量と辛さを聞き終わると次の人の注文が始まります。ここはおばあちゃんのペースに合わせて、ゆっくり注文するのが良さそうです。慌てて一気に注文してもたぶん、聞き返されますから^^;;。

上の写真は駐車場から見た景色です。まわりは山です…。
さて、いよいよ注文したアリランシャーシュー、中、普通が運ばれてきました。
いっただきまーす。
… … …
う、うまいっ!体の中にエネルギーがみなぎる感じがします。
いや、ほんとうに元気がでました。この日の大原のイサキ、アカイカは前夜の睡眠1.5時間、海の上では雨に打たれて体力消耗。普段なら、帰りの運転で眠くなるところですが、この日はアリランラーメンのおかげで、家まで目はパチクリ、元気元気でした。
いやぁ、ほんとにこのラーメンは私のツボにはまりましたよ。

場所はわかりにくんですが、目印はこの看板。まわりにはラーメン屋どころか、他の店も一軒もないんで、この看板さえ見つければ勝ちです(^^)。
ツリオヤジのみなさん、勝浦や大原の釣行帰りに超オススメですよ。
土日はちょと待つかもしれないので、時間に余裕あるときにどうぞ。
なお、ほんとに山の中なんで、地図確認の上、迷子にならないように^^;。
[古市商店]
千葉県長生郡長南町山内
11:00-18:00 水曜休